チャ・スンウォンが圧倒的な存在感を放つ大型時代劇
15年にMBCで放送された韓国ドラマの「ファジョン」です。
主演にチャ・スンウォン、イ・ヨニ、キム・ジェウォン、ソ・ガンジュンら。
時代劇の巨匠がタッグを組んだ、朝鮮王朝第15代王・光海君と、異母妹である貞明王女の波乱に満ちた生涯を描く大作です。
韓国時代劇『華政』の歴史的な背景を見てみました!「コラム」『華政(ファジョン)』歴史背景!光海君(クァンヘグン)と仁穆(インモク)王后の対立https://t.co/mbgHSfPbCz pic.twitter.com/aAaJ2HMOkZ
— Korepoコレポ (@Kkorepo) January 10, 2017
ファジョンの視聴率推移
初回は10.5%と、期待値の高い時代劇の大作としてはやや低めのスタートとなった「ファジョン」です。
第2話で11.8%を記録し、残念ながらこれが自己最高視聴率となっています。
中盤から後半にかけては視聴率を一桁まで落とすことも増え、8~9%台を推移しました。
終盤49話では自己最低視聴率の5.7%を記録するなど、失速した感がありますね。
最終回50話は7.8%、全話平均視聴率は9.9%という結果に終わりました。
同枠の過去作である「奇皇后」や「輝くか、狂うか」が記録した視聴率と比較すると、期待が大きかっただけに物足りない結果ですね。
奇皇后の21.9%は別格にしても、輝くか、狂うかの11.3%は超えてほしかったところです。
※数字はニールセンコリア調べ
【PHOTO】チャ・スンウォン&イ・ヨニ&キム・ジェウォン「華政」撮影現場を公開“和気藹々とした雰囲気” http://t.co/t6RIBoBgxZ pic.twitter.com/ASkjhOjfL2
— Kstyle (@Kstyle_news) June 25, 2015
ファジョンの韓国での評価
脚本を務めたキム・イヨンは、「イ・サン」や「トンイ」などの国民的ヒット作を生み出した大物作家です。
しかし今作では、かつての成功パターンに頼りすぎたマンネリが指摘されました。
本格時代劇の雰囲気があるドラマですが、実際には史実から大きくかけ離れた展開が多く、歴史歪曲議論も起きてしまいました。
ファジョンはイ・サンやトンイより話数は短いのに、中だるみも指摘されております。
過剰な脚色が招いた没入感の欠如。貞明王女を巡る「歴史歪曲」の是非
イ・ヨニが演じたチョンミョン王女は悲劇の王女で知られるようですが、日本で過酷な労働をしたり、男装して朝鮮に戻るなど。
いくらなんでも当時の王女としては非現実的と言われます。
王女が火器都監の技術者として働くというのも、もちろん創作。
イ・サンやトンイのようなサクセスストーリーを意識した脚色とは思われますが、実際の歴史を軽視しているとも言える。
時代劇ファンからは「ファンタジーが強すぎる」との批判もあり、脚本家としての真新しさが感じられなかった点もマイナス評価に繋がりました。
また、序盤に圧倒的な演技力でドラマを牽引したチャ・スンウォンの出番が途中で終わってしまったことも、視聴者が離れた大きな要因です。
そして、最も厳しい意見が寄せられたのがヒロインを演じたイ・ヨニの演技力です。
表情がぎこちなく、緊迫したシーンでの表現力が不足しているという指摘が相次ぎ、彼女の演技を理由に視聴を断念する層も少なくなかったようです。
実際に視聴率も伸びなかったどころか、低迷しましたからね・・・。
巨匠の筆致とビジュアルのギャップが招いた停滞
あまり良い要素がないなか注目ポイントは、制作陣の豪華さとキャストのビジュアルの良さになりますね。
ソ・ガンジュンをはじめとする若手スターの姿は非常に美しく、目の保養になるとの声も多いです。
とはいえ、そのビジュアルの良さが逆に「時代劇としての重厚感」を削いでしまった側面もあります。
「光海君ロス」が招いた失速。繰り返されるピンチと中だるみの正体
ナムウィキなどでは、脚本のストーリーテンポの悪さや、長い話数に対して内容が薄いといった点も「惜しいポイント」として挙げられています。
似たようなパターンでヒロインがピンチを脱したり、また同じようにピンチになったり。
そもそも復讐の準備期間となるエピソードが長すぎて、ストーリーが進まないという声もある。
知略による心理戦を期待した層にとっては、偶然に展開に頼る脚本は残念に感じるものだったでしょう。
またチャ・スンウォンの出番が終わってからテンポが悪くなったところも、彼の退場が残念に思われるところです。
ちなみにチャ・スンウォンが演じるクァンヘグンも美化され過ぎていると、歴史ファンから批判があります・・・。
※実際は暴君と言われる人物だったらしい
ファジョンのOSTまとめ
キム・テウ「녹」
リナ・パーク「가슴에 사는 사람」
イェソン(SUPERJUNIOR)「꿈을 꾸다」
アトリエの独り言
チャ・スンウォンが活躍する序盤はストーリー展開も早くて好評です。
それだけに中盤以降の中だるみは本当にもったいないと感じますね。
イ・ヨニの演技についても元々演技の評価が低い女優さんとはいえ、時代劇なので余計に物足りなさが目立ったかも。
時代劇としての完成度や史実を重視する方には、物足りないドラマと言えそうです。
イ・ヨニソ・ガンジュンらビジュアルは良いので、見るならキャスト目当てになるのかな?
韓国での低評価は期待の高さの裏返しでもあるのでしょうが、おすすめはしにくいドラマになりますね。