カメラのレンズが捉えた狂気と善意
韓国ドラマ「夜になりました」の登場人物であるパク・ウラムです。
ウラムを演じているのはソ・ドンヒョン。
ずっとカメラを回していたカメラ小僧ですね・・・。
あれだけ撮影をして変な目で見られている様子はなかったので、普段からお調子者のムードメーカーというところなのでしょう。
※ネタバレ表現あり
仲間を救おうとした勇気あるファインプレー
ウラムといえば、山中で素晴らしい行動を見せています。
ルール違反で処刑されそうになったドンヒョンを助けようと駆け寄ると、手を差し伸べています。
さらには興奮しているヒョノを必死に食い止めたファインプレーも見逃せません。
そもそもドンヒョンがルール違反を犯したのは足場が悪く、バランスを崩したからです。
そんな場所でライン近くまで駆け寄り、手を差し伸べるというのは、かなり危険な行動です。
主人公を凌ぐ勇気。山中で見せた「本物の献身」
さらには柔道の全国大会メダリストで体格の良いヒョノを食い止めたのは凄い・・・。
足場の悪いあの場所であれば、興奮しているヒョノに吹っ飛ばされてもおかしくはありません。
この山中でのウラムの行動は目立たないのですが、命を懸けてクラスメートを助けようとした素晴らしいシーンです。
(デスゲームとしても他者を助けるのは自分が不利になる行動)
正直、カメラ小僧で良いイメージはなかったのですが、とても勇敢な人物でウラムの見方も変わるシーン。
ウラムよりも先に駆け付けながらも、叫ぶことしかできなかったジュニとは大違いです。
過酷な拷問の末に明かされた正体
山中での行動は目立たなかったのですが、最期は非常に印象的だったウラムです。
ギョンジュンと対立し、ギョンジュンを追い詰めたウラムですが・・・。
結果、拷問の末に自白へ追い込まれることになりました。
そして、ウラムは本当に人狼であり、それなりに比重のあった初の人狼になります。
斧で頭を割るという処刑方法も含めて、非常にインパクトの大きい最期となっています。
(あれを目の前で見て血を顔面に浴びたのにトラウマになっていないユンソのメンタル・・・)
歪んだ恋心の果て。善意の裏に隠された「不気味な闇」
また、人狼であると同時に、ジュヨンを殺したことも明らかになりました。
フラれた上に馬鹿にされ続けたことでジュヨンへの恨みも強かったのでしょう。
それでもユジョンを撮影するなど執着を見せていたところも、彼の不気味さを感じさせます。
せっかく山中での言動が良かったのに、ジュヨンを殺してそれも台無し。
そもそもジュヨンはルックスが良くても性格はソミよりもきつそうだったからな。
オ・ヘスン、キム・ヨンジュと他のダンス部メンバーもルックスが良かったのに、なぜジュヨンを好きになってしまったのか・・・。
善か悪か。山中の勇気と嘲笑が同居する矛盾
ウラムといえば、山中での勇敢な言動が称賛に値します。
ジュヨンを殺したのも、殺さないと自分が殺されるかもしれないデスゲームでの出来事。
ギョンジュンと対立したときにジュニがウラムを必死で守ろうとしていたし、根は悪い奴ではないのでしょう。
一方で、パク・セウンのディープウェイク動画が流出したときには、嘲笑している姿が確認できます。
自分も恥ずかしい動画を拡散されて傷ついているのに、この態度は批判の対象です。
(正確には時系列がわからないので、ウラムの動画はセウンの後かもしれない)
せっかく山中での良い描写があったのに、結局は悪い奴だったのかもしれません。
悪いキャラだから、制作陣も山中での勇敢な言動を目立たせなかったのかな?
アトリエの独り言
セウンを嘲笑したことや、ジュヨンを殺したこと、そして死の間際にギョンジュンに吐いた暴言など、彼は決して聖人ではありませんでした。
それでも山中でドンヒョンを助けようとし、ヒョノを必死で止めた姿は本物の善意だったと信じたいところです。
また、正体が人狼であったウラムの死は、ドラマを盛り上げる意味でも重要なものでした。
主人公たちが助けようとしていた男が人狼だったという事実は、本当に誰が人狼であってもおかしくないデスゲームを盛り上げました。
ウラムを演じたソ・ドンヒョンは子役出身でキャリアも豊富ですし、キャラクターを見事に消化してくれましたね。