人生をかけた13年越しの復讐劇
22年にtvNで放送された韓国ドラマの「イブの罠」です。
主演にソ・イェジ、パク・ビョンウン、ユソン、イ・サンヨプ。
幼い頃にすべてを奪われたヒロインが、13年越しの復讐を仕掛けていく物語ですね。
ソ・イェジは「サイコだけど大丈夫」以来のドラマ復帰作となっています。
イブの罠の視聴率推移
初回は3.64%とtvNの平日ドラマとしては悪くないスタートだった「イブの罠」です。
4話で自己最低視聴率2.96%を記録しました。
その後、8話で初の4%台を記録したものの、中盤は伸び悩んで3%台での推移が続きましたね。
最終回で自己最高視聴率4.49%を記録し、有終の美を飾っています。
最低でもほぼ3%台を維持していたので、視聴率的には決して悪くないドラマと言えます。
数字が爆発的に伸びなかったのは残念ですが、復讐劇というジャンルの特性上、途中から見る人が少ないのは仕方のない面もありますね。
視聴率の推移を見ても「イブの罠」は、固定ファン層をしっかり掴んでいたドラマだったと見て取れます。
※数字はニールセンコリア調べ
女優ソ・イェジ ら出演の新ドラマ「イブ」、キャラクターポスター公開。。
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イブの罠の韓国での評価
「イブの罠」は一人の女性が人生をかけて挑む復讐劇を描いたドラマになりますね。
復讐の他にもメロ、スリラー、社会告発などのジャンルがあります。
13年越しの復讐というだけあって、緻密に練られた計画がストーリーの核になっているとされる。
ちなみに脚本のユン・ヨンミ作家の前作に「美女の誕生」などがある。
一部のエピソードには19歳未満視聴制限が付くなど、かなり攻めた内容も話題になりました。(※1話、2話、4話、5話、16話)
特に注目されたのは、韓国のテレビドラマとしては前例がないほど激しいベッドシーンですね。
これが良くも悪くも注目を集め、現地メディアや視聴者掲示板などでは批判の対象にもなりました。
映画であれば許容されるレベルの描写であっても、お茶の間に流れるテレビドラマとしては「やりすぎ」と感じた層が多かったようですね。
放送通信審議委員会へ苦情が殺到する事態になった。(序盤の過激なベッドシーンや、残酷な拷問シーン)
一方で、俳優たちの演技については非常に高い評価を得ています。
主演4人がいずれも安定した演技を見せていますが、特に悪役ハン・ソラを演じたユソンの怪演は大きな注目ポイントです。
狂気に満ちた叫び声や表情が話題になりました。(「ユソンの叫び声を聞かないと一日が終わらない」という中毒症状?が見られた視聴者も)
彼女の圧倒的な存在感が、復讐劇としての質を一段引き上げていますね。
過激な描写と演出への厳しい視線
内容について少し気になったのは、ベッドシーンだけでなく過度に残酷な暴力シーンも目立ったと言われる点です。
演出の評価は決して高いとは言えず、ストーリーの進め方についても「強引すぎる」といった厳しい指摘が見られました。
また、スキャンダルからの復帰作となったソ・イェジに対しても、現地の視聴者からは依然として厳しい目が向けられていた印象です。
刺激的なシーンばかりが話題になったせいで、本来の見どころであるはずの復讐のプロセスや心理描写が、少し薄れてしまったという指摘もあります。
ちなみにソ・イェジに関してはビジュアルも話題になりました。
独特なメイクや衣装だったので没入度が下がったともいわれますね。
一方で前衛的で美しいという声もあるので、その点は好き嫌いです。
イブのOSTまとめ
キム・イェジ「Hold Me Tight」
シン・ユミ「Adios Amante」
Sondia「Want to be your everyday」
イ・ヒョン「Only You」
アトリエの独り言
正直、スローモーション多様の演出の古さや過激さへの不評が目につくものの、ユソンの圧倒的な演技を見るだけでも価値がある作品だと思っています。
この手のドラマは悪役の魅力が大切ですからね。
そういえば、タンゴのシーンもギャグのようだと話題になった。
最終回についても決して酷評されているわけではなく、復讐の結末としては一定の納得感がある仕上がりと評価されているのも良い要素。
韓国ドラマは結末がイマイチな作品が多いですから・・・。
不倫やベッドシーン、激しい暴力といった要素は好みが分かれるところですが、ドロドロとした愛憎劇が好きな人にはたまらない一作でしょう。
ソ・イェジの独特のオーラも健在とされ、彼女の演技を久しぶりに堪能したい人にとっても、チェックしておいて損はないドラマと言えそうです。