ドラマ「DREAM STAGE」への本音と期待
TBSの金曜ドラマ「ドリームステージ」の放送がスタートしました。
中村倫也が元天才プロデューサーを演じる、K-POP版スポ根ドラマというテーマです。
1話放送後、SNSでは厳しい意見も目立っていますね。
特に本場韓国のK-POPエンタメを知るファンからすれば、物足りないところが多いようです。
どこか惜しいと感じさせるクオリティの正体
多くの視聴者が気になったのは、作中のボーイズグループ「NAZE」のクオリティです。
圧倒的なダンススキルや映像美に慣れたK-POPファンにとっては、NAZEのパフォーマンスは物足りない印象になっています。
せっかくK-POPが題材なのに、J-POPの延長線でしかないという不満ですね。
ちなみに私は年末に日本の音楽番組を見て、カメラワークの悪さに驚きました。(見にくい)
韓国の音楽番組はパフォーマンスを見せてくれるけど、日本の音楽番組はメンバー(顔や表情)を見せるという印象です。
あとは、カメラワークがごちゃごちゃと動き過ぎて、パフォーマンスが見れません。
K-POPはシンクロ率、カメラワーク、衣装のコンセプトメイキングも重要な要素です。
アイドルだけでなく、裏方さんも含めての作品です。
K-POPを標榜する「ビジュアル」の壁
ドラマでは練習生の設定なので仕方がないところはあるのですが・・・。
それにしてもパフォーマンスだけでなく、衣装の安っぽさやK-POPらしくないメイクも指摘されています。
日本のアイドルといえば、ボーイズグループもガールズグループも衣装のダサさが昔から指摘されています。
親しみやすさの演出なのかもしれませんが、衣装をダサくしないといけない縛りでもあるのか、個人的にも不満があるところ。
ただし、ドラマに関していえば今後、衣装の満足度も高くなるとは予想します。
K-POP特有の「コンセプトに合わせたハイブランドの再構築」がされていくと良いですね。
スパルタ演出が呼び起こした時代遅れ感という議論
また、気になったのは中村倫也演じる吾妻潤が、スパルタな練習を課したところです。
連帯責任でスクワットを命じる描写は、いまの時代パワハラに見えるという批判も多いですね。
(近年のK-POP業界はアイドルのメンタルヘルスケアも重視されています)
K-POPが求める「本物の訓練」の正体
もちろん、K-POPの練習も非常に過酷なものです。
日本のスパルタ教育というのは根性練習になりますが、K-POPの練習は非常に効率的なトレーニングで知られます。
ダンスや歌はもちろん、語学にメディア対応、さらにマインドセットまで。
肉体的にも相当ハードですが、クオリティの高いパフォーマンスを提供するために特化したトレーニングになっています。
その点、日本のアイドルにはパフォーマンスよりもルックスや愛嬌が求められるイメージです。
いずれにしても「ドリームステージ」で描かれているK-POPの時代遅れ感が、NAZEがどのように成長してくのか伏線になっているのかもしれませんね。
そもそもK-POPアイドルは本人の実力があっても、プロデューサーや振り付けなど、裏方さん次第なところがありますからね。
大手事務所でメンバーのカリスマ性があっても、曲やダンスがイマイチという人気アイドルグループもいるわけで・・・。
中村倫也のカリスマ性でも隠しきれない「本物感」の欠如
主演の実力派俳優中村倫也の雰囲気や演技は魅力があると言われます。
とはいえ、日本ドラマ特有の非現実的なキャラクターは、K-POP描写の薄っぺらさに繋がっているという指摘もあります。
K-POPファンにとってK-POPというのは、完成された美の集合体のようなものです。
NAZEは発展途上のグループとはいえ、細部へのこだわりまでは感じられず、厳しいファンからはK-POPではないという指摘が。
いくら人気の主演俳優が個性的なキャラクターで活躍しても、NAZEというもう1つの主役の世界観の作りこみの甘さがK-POPファンからは感じられたようです。
アトリエの独り言
ドラマ「DREAM STAGE」は単なるK-POPのなぞりではなく、挫折から再生のストーリーなのでしょう。
1話で指摘された安っぽさや古臭さも計算された演出なのかもしれません。
今後NAZEが壁を残り超えて本物のK-POPアイドルと認知されるのか、K-POPのパクリであるJ-POPアイドルに終わってしまうのか注目されます。
本場韓国のエンタメを見ているファンの目は厳しいですからね・・・。
NAZE以前に、ドラマのクオリティが韓国ドラマ視聴者から満足感を得られるかというのも高い壁になりますね。