普通の少年が迎えた食の最期、ナム・ヨヌの正体
韓国ドラマ「夜になりました」の登場人物であるナム・ヨヌです。
ヨヌを演じているのはホン・ソンピョ。
デスゲームにおいては、これといった特徴のなかったキャラクターですね。
しかし、彼が見せた生存への執着と暴かれた本性は、ドラマが描く人間ドラマの残酷さを象徴しております。
※ネタバレ表現あり
地味だからこそ生き残った傍観者
ヨヌは太った体形に眼鏡という、覚えやすいビジュアルですね。
ヨヌという名前は覚えていなくても、見た目は覚えている視聴者が多いはず。
親友のウンチャンと共に行動することが多く、ウンチャンと同じく目立った活躍もありませんでした。
しかし、この地味キャラこそ、疑心暗鬼になっていたクラスメイトの疑惑から逃れ、終盤まで生き延びた理由でしょう。
目立たないからこそ終盤まで生き残るという展開は、デスゲームのリアリティの1つです。
「口は禍の元」で、消えていったキャラも多かった・・・。
友情の崩壊と死への恐怖
地味キャラだったヨヌですが、ジョンウォンの策略によって人狼候補になってしまいました。
ヨヌはジョンウォンによってお腹に大きな傷を負い、激しい痛みと共に人狼候補になるという過酷な運命を背負いました。
激痛によるイライラもあったのでしょうが、横暴な態度をとってしまいました。
結果、誰よりも信じていたウンチャンにまで投票され、処刑が決定し絶望する様子が印象的です。
死の恐怖が暴いた人間の底知れぬ醜さ
意外にも死への恐怖があまり描かれてこなかったドラマです。
死が迫ったヨヌは激しく取り乱し、恐怖に震えていました。
あれが自然な反応だとは思いますが、終盤まであのような姿が描かれなかったのが意外です。
さらに、自分に投票したミナを道連れにしようと襲い掛かった場面に、人間の醜さも見えました。
ギャグにも見える処刑方法
ヨヌの処刑方法は、かなり印象的なものでした。
他のキャラクターがグロテスクな処刑方法で命を落とす中、ヨヌは売店の食べ物を喉に詰まらせて窒息死という・・・。
彼の体形にも似合うし、どこかギャグのようにも見える処刑方法でした。
実際には大食いを思わせるシーンはなかったので、大食いキャラでも良かったも。
とはいえ、デスゲームの最中では食欲も湧かないでしょうが・・・。
同情を打ち消す醜態。ミナへの襲撃が暴いたヨヌの「正体」
ヨヌは地味キャラだったのに最後は残念なところを見せたキャラクターになります。
(一方で最後まで地味だったウンチャン・・・)
処刑が決定して死に恐怖する姿は同情を誘いましたが、直後にミナに襲い掛かったのはいけません。
ヨヌの立場になればミナを恨む気持ちになるのかもしれませんが・・・。
そもそもヨヌの態度が悪かったので、ウンチャンまでヨヌに投票したわけですからね。
激痛ゆえの言動だったとは思いますが、あれが本性だったのかもとも思います。
ギョンジュンやソミと言った強者が消えた直後だったのも、小物っぽいイメージになった。
セウンを嘲笑した「傍観者」という真の悪
なにより最終回で明かされた過去の映像では、パク・セウンのディープフェイク動画が流出し、彼女を嘲笑する姿が確認できました。
比較的無害なイメージのあるキャラクターでしたが、やはり性根の悪い男だったのでしょう。
直接セウンをいじめていたわけではないにしても、いじめの傍観者ではありました。
ミナに見せた暴力性もあるし、終盤で一気にイメージダウン。
アトリエの独り言
ヨヌは特別な悪人というわけではなかったのですが、地味キャラゆえの性格の悪さが描かれたところもありますね。
ウンチャンもセウンを嘲笑していたけど、地味なので印象に残らず。
もう1人の地味キャラであるユジュンは嘲笑していないけど、地味過ぎて顔がはっきりと映っていない。
ヨヌはウンチャンとユジュンと違い、見た目が覚えやすいし体も大きいから目立ちます。
そんな彼が下品な嘲笑をしていたので、イメージが悪いですね。
まさに「いじめ傍観者の悪」というドラマのテーマを象徴したキャラクターです。
因果応報の死と言えるのかもしれませんね。