アトリエの独り言
K-POPが素材のドラマは意外と興行成功しにくいのですが、今作は大ヒットです。
終盤の展開に懸念があったのも、それだけ視聴者がソンジェとソルの幸せを願っていたということです。
ラブコメでここまで作品性を語れるドラマには、そうあるわけではありません。
ジャンルやキャストが好きなら見てみると良いドラマです。
過去と現在が交差する、瑞々しいタイムスリップ・ロマンス
24年にtvNで放送された韓国ドラマの「ソンジェ背負って走れ」です。
主演にピョン・ウソク、キム・ヘユン、ソン・ゴニ、イ・スンヒョプ。
不慮の事故で亡くなった最推しのアーティストを救うため、熱狂的なファンが2008年にタイムスリップするストーリー。
単なるファンタジーにとどまらず、青春の痛みや純愛を丁寧に描いた名作ですね。
ウェブ小説が原作ですね。
ソンジェ背負って走れの視聴率推移
初回は3.07%という視聴率でスタートした「ソンジェ背負って走れ」です。
2話の2.71%が自己最低視聴率となりました。
SNSを中心に口コミが広がり、7話以降は4%台で推移しました。
最終回16話では自己最高視聴率となる5.76%を記録し、有終の美を飾っています。
ケーブルテレビのtvN、しかも月火ドラマ枠としては決して悪くない数字です。
メインターゲットがテレビをあまり見ない若者層であったことを考えれば、高視聴率と言える。
※数字はニールセンコリア調べ
ソンジェ背負って走れの韓国での評価
今作はファンタジー、ラブコメ、青春、癒し系のジャンルですね。
青春ジャンルが少なくなった近年の韓国ドラマ界において、視聴率には表れないシンドローム級の人気を誇ったドラマです。
原作の良さを活かしつつ、ドラマならではの脚本の差別化が非常に高い支持を得ています。
ソン・ゴニ演じるテソンはドラマオリジナルのキャラクターなのですが、彼の存在も大きかった。
ユーモアに切ない三角関係も生まれ好評です。
脚本のイ・シウン作家は前作「女神降臨」でも、ウェブトゥーンを上手くドラマ化して好評を得ていました。
「竜頭蛇尾」の不安と、それを鮮やかに覆した完璧な結末
一方で「惜しい点」としては、終盤の展開に対する厳しい意見があります。
終盤の展開で竜頭蛇尾の懸念が起きました。
これはサスペンス要素が長引いたことで、人気だったロマンスが中途半端になってしまうのではないかという不安です。
結果的にはきれいな伏線の回収で最終回の結末も好評、評価も回復し文句なしの人気ドラマになっております。
タイムスリップと言っても08年という、多くの視聴者が経験している時代性だったのも良かったですね。
サイワールド(韓国のSNS)を彷彿とさせる描写など現地で好評でした。
ピョン・ウソクとキム・ヘユンが魅せたケミ
人気の理由は主演の2人が、キャラクターを完璧に消化した点にもあります。
特にキム・ヘユンの圧倒的な演技力。
個人的にキム・ヘユンといえば、出世作である「SKYキャッスル」のイェソのイメージが強いのですが・・・。
いつまでもイェソのイメージになるかと思いきや、次々と出演作がヒットして新しいキャラクターを自分のものにしているのが凄い。
推しが現実のチャートに降臨?ピョン・ウソクとECLIPSEが残した鮮烈な足跡
また、ピョン・ウソクにとっては今作が出世作となる、爆発的な人気を得ました。
作中のバンド「ECLIPSE」として歌ったOSTも好評で、Melonチャート上位に食い込むなどOST興行にも成功しています。
脚本、演出、キャストも高評価で、非常にクオリティの高いラブコメですね。
ソンジェ背負って走れのOSTまとめ
N.Flying「Star」
ECLIPSE「Sudden Shower」
ECLIPSE「Run Run」
ECLIPSE「You & I」
ECLIPSE「No Fate」
ミンニ((G)I-DLE)「Like A Dream」
オムジ(VIVIZ)「May I Love You?」
Deundeun Man「Super Ultra Man」
ECLIPSE「I’ll Be There」
ジョンホ(ATEEZ)「A Day」
ユ・フェスン(N.Flying)「I Think I Did」
ジェヨン(SWAY)「Monologue」
10CM「Spring Snow」
ハ・ソンウン「Gift」
DOKO「Please Don′t Leave Anywhere」