アトリエの独り言
「奪われた名前」という、典型的なマクチャンテーマを扱ったドラマです。
この手のドラマのお約束として楽しめるのであれば、完成度の高いドラマと言えそうです。
普段からこの手のドラマを見ている方には安心感のあるドラマ。
ミニシリーズしか見ない視聴者が見るドラマではないと、個人的には思います。
人生を根こそぎ奪われた女たちの運命が交錯する
19年にMBCで放送された韓国ドラマの「黄金の庭」です。
主演にハン・ジヘ、イ・サンウ、オ・ジウン、イ・テソン。
幼い頃に名前を奪われ施設で育った主人公が、自らの過去と名前を取り戻すために立ち上がる、波乱万丈な人間ドラマですね。
パク・ヒョンジュ作家とイ・デヨン監督は「女王の花」以来4年ぶりにタッグを組んでいます。
黄金の庭の視聴率推移
前作の「イモン」が低視聴率(最終回4.3%)に終わってしまったドラマ枠です。
黄金の庭は初回7.2%、2話は7.3%と悪くないスタートです。
その後も7~8%台で推移し、26話で自己最高視聴率の10.4%を記録しています。
しかし二桁は1度だけで、最終回30話も9.8%という数字に終わりました。
「ホテルデルーナ」「バガボンド」ら強力な競合がいた不運はありますが・・・。
後続作の「魔女たちの楽園」が全話平均で9%を記録しているので、やはり残念な視聴率。
※数字はニールセンコリア調べ
黄金の庭の韓国での評価
今作はミステリーやメロジャンルになります。
週末ドラマの女王と呼ばれるハン・ジヘと、王子の異名を持つイ・サンウ。
この2人が「一緒に暮らしませんか(視聴率36.9%)」から、わずか1年で共演しファンの間でも待望の再共演として注目を集めました。
最初から安定したケミを見せてくれ、高評価を得ました。
マクチャン要素と悪役たちの圧倒的な存在感
とはいえ、基本的にはいつものマクチャンドラマになります。
「名前を奪う」「出生の秘密」などの設定が、典型的なマクチャン要素になりますからね。
また、悪役人気がある点は良い要素なのですが、悪役に都合がよくストーリーが進んでいくという指摘も。
マクチャンドラマなので仕方がないのですが、蓋然性不足は指摘されています。
悪役のオ・ジウンやチョン・ヨンジュの怪演がドラマに緊張感を与え、没入度を高めたという点では好評を得ています。
実績ある制作陣とキャストが生む安心感
今作の脚本を担当しているパク・ヒョンジュは「愛情万々歳」「黄金の花嫁」などのヒット作を生んだ週末ドラマの人気作家です。
そして、「一緒に暮らしませんか?」で共演したばかりのハン・ジヘとイ・サンウのコンビ。
2人のケミは最初から空気感が出来上がっており、特に「一緒に暮らしませんか?」の視聴者には、実家に帰ったような安心感すら覚えます。
マクチャンドラマ特有の過激な展開がありつつ、ミステリードラマの側面も。
30部作と比較的長いドラマなので、ベテラン作家と安定感のあるキャストの演技で、没入度を高めてくれます。
若くして逝った彼を偲ぶ特別な作品
ちなみに今作は20年に若くして亡くなったムン・ジユンの遺作になります。(敗血症で亡くなった)
彼の演技を記憶に留める意味でも、忘れられないドラマになりますね。
黄金の庭のOSTまとめ
テイ「My Love」
イ・イェジュン「AWAY 」
NAVI「As usual as always」