カン・ヨンチョンに待ち受ける死より残酷な治療の形
韓国ドラマ「ザ・グローリー」で連続殺人犯として収監され、チュ・ヨジョンの父を奪ったカン・ヨンチョン。
イ・ムセンが演じたこのカン・ヨンチョンは、ドラマのメインテーマである復讐のターゲットでもあります。
直接は描かれなかった彼の結末と、そこに隠された残酷なシナリオを紹介します。
※ネタバレ表現あり
処刑人チュ・ヨジョンが描いた地獄の設計図
ドラマを視聴して印象的だったのが、ヨジョンが発砲ビタミンの音を聞きながら、ヨンチョンの血が噴き出る様子を連想していたという、恐ろしい執着心です。
最終的にヨジョンは、ヨンチョンが収容される刑務所へ赴くことになりました。
そして「命を奪う」のではなく、「生かし続ける」ことで、復讐をしようとしている可能性が高いです。
他の囚人を使ってヨンチョンを追い詰め、ヨンチョンが死を選ぼうとしても、医師であるヨジョンが救いだし、再び地獄の檻へと戻す。
そんな無限ループを予感させる結末が、ヨンチョンの今後を凄惨なものにしています。
毒か薬か。処方箋という名の目に見えない暴力
また、ヨンチョンにとって医師であるヨジョンから渡される薬は常に「毒かもしれない」という恐怖の対象になります。(食事も怖いはず)
刑務所という閉鎖的な空間では、医療事故を装うことも可能なのかもしれません。
彼は常に死の影におびえながら過ごすことになります。
仮に医療事故で死んだとしても、国民感情としては「私的制裁」が指示されることでしょう。
そもそも医療事故が隠蔽される可能性だってありそうですし・・・。
メインの悪役であるパク・ヨンジンも刑務所内で地獄を過ごす結末になりました。
それでもヨンチョンの方が、より過酷な状況に置かれているという声もあります。
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韓流アトリエ〜気になるニュース、私なりの読み解き〜描ききれなかった結末への惜しむ声
実際にはどのような形で復讐が執行されるのかは不明です。
視聴者の想像に任された部分なので、そこに不満を持つ方も多いでしょう。
韓国内の死刑制度とリアリティの境界線
ヨンチョンは死刑囚でしたが、韓国は事実上の死刑廃止国なので死刑囚というのはリアリティに欠けるという指摘があります。
韓国では死刑囚だとしても雑居房で過ごしたり、本人の希望で刑務作業をすることも認められているようです。
だから日本の死刑囚と違い、他の囚人と接する機会がないわけではありません。
そうはいっても、基本は日本と同じように独房で隔離状態ですから、他の囚人にいじめられる機会はそうはないでしょう。
果たしてヨジョンの復讐は執行できるのかという疑問は残るところです。
アトリエの独り言
ドンウンの復讐劇に比べると、やや中途半端な印象にもなってしまうカン・ヨンチョンの結末です。
ヨジョンはドンウンとのロマンスも不評ですし、いろいろと残念なところがありますね。
男主人公なのに前半は出番が極端に少なかったですし・・・。(比重が増えた後半はロマンスで酷評されるし)
復讐ももう少しスッキリとする形で終えた方が、視聴者感情も良いものになったでしょうね。