タリミファミリー評価・視聴率まとめ!辛口感想と低迷の理由を分析 - 韓流アトリエ~気になるニュースとドラマ、視聴率や評価を読み解く~
最新の韓国ニュースを独自の視点で。視聴率やドラマへの厳しい声も、忖度なしの言葉で綴ります。

タリミファミリー評価・視聴率まとめ!辛口感想と低迷の理由を分析

タリミファミリー評価・視聴率まとめ!辛口感想と低迷の理由を分析

アトリエの独り言

伝統的なKBS週末ドラマ枠において、36部作という短いエピソードに挑戦した意欲作。(50部作が一般的なドラマ枠)
さらにホームドラマではなく、ブラックコメディドラマというのも挑戦的。

ソ・スクヒャン作家らしいコメディが好評だった一方で、中だるみや終盤の失速が指摘されてしまいました。
短いドラマといえど、同作家にとっては長いドラマなので、畑が違ったところはありそうです。

基本的にはキム・ジョンヒョンが好きならば見るのも良いと言ったところでしょうか。
ホームドラマを求めている人や、緻密なサスペンスを求めている人は見ない方がよさそう。
韓国でも日本でも評判がイマイチなので、おすすめはしにくいですね。
それなりに長いドラマですし、貴重な時間を使う優先順位は低いと判断せざるを得ないし、他のドラマに時間を使ってもらいたいですね。

クリーニング屋の娘と財閥の息子が織りなす、波乱万丈のブラックコメディ

24年から25年に放送された韓国ドラマ「タリミファミリー」です。
主演にキム・ジョンヒョン、クム・セロク、パク・チヨン、チェ・テジュンら。

3代続くクリーニング店を舞台に、視力を失いつつあるヒロインとその家族、そして周囲の人々が「お金」を巡って繰り広げる物語です。

タリミファミリーの視聴率推移

回次全国視聴率
1回14.1%(最低)
2回14.5%
3回14.4%
4回15.4%
5回14.7%
6回16.0%
7回15.3%
8回16.2%
9回14.6%
10回17.6%
11回15.2%
12回17.1%
13回15.1%
14回16.7%
15回16.1%
16回17.8%
17回15.6%
18回17.2%
19回16.2%
20回17.1%
21回14.1%(最低)
22回16.2%
23回14.5%
24回16.8%
25回16.0%
26回17.2%
27回15.4%
28回15.6%
29回17.4%
30回18.9%
31回17.8%
32回19.6%
33回17.4%
34回19.0%
35回18.3%
36回19.7%(最高)

※データ出典:Nielsen Korea基準

初回は14.1%という数字でスタートを切った「タリミファミリー」です。
1話が自己最低視聴率というのは良いことなのですが、その後も大きく数字を伸ばすことはできませんでした。
最終回で自己最高視聴率19.7%、全話平均視聴率は16.4%となっています。

悪い数字には見えないのですが、同枠歴代ドラマで最も低い視聴率の推移となっています。
数年前まで30%超えが当たり前だったドラマ枠だったのですが、それも遠い昔のようですね・・・。

ちなみに26年4月現在、同枠ドラマで20%を超えなかった唯一のドラマになりますが、36部作であることは考慮しないといけません。
50部作が一般的なので、50部作あれば20%を超えていた可能性はあります。

※数字はニールセンコリア調べ

タリミファミリーはつまらない?韓国でのリアルな評判と評価

今作はラブコメ、家族、ブラックコメディ、犯罪ジャンルになります。
温かい家族ドラマのイメージが強いドラマ枠なのですが、ブラックコメディというのは意外性のあるところです。

脚本のソ・スクヒャン作家にとって、初の週末ドラマ執筆。(これまではミニシリーズを執筆してきた)
序盤はコメディ要素が強く、ストーリーテンポの良い脚本で好評でした。

名脚本家の迷走:36部作でも露呈した構成の甘さと評価の急落

とはいえ、厳しい声も目立つドラマです。
36部作と同枠ドラマとしては短い作品なのに、中だるみが指摘されてしまいました。
魅力的だったキャラクターも後半になると、共感しにくいキャラクターに変貌。
これは視聴率が低迷してしまった大きな理由になります。

「パスタ」「嫉妬の化身」といった人気ドラマを執筆してきたソ・スクヒャン作家ですが、今作は残念な結果に。
同作家は後続作の「星がウワサするから」でも歴史的な興行失敗で、キャリアも危ういことになっております。
※膨大な製作費を投じながらも、視聴率・話題性ともに期待を大きく下回る結果となった

消えた80億ウォンが描き出す人間の本性

今作のポイントは、クリーニング屋のアイロン台の下から見つかった「80億ウォン」という巨額の裏金を巡る人間模様です。
ホームドラマだと思って見ていると、犯罪や欲望が渦巻く展開に驚くことになるでしょう。

大金を手にしたことで、平穏だった家族の中に「秘密」と「疑念」という毒素が回り始めます。
その極限状態で見せるキャラクターの滑稽な姿が、ブラックコメディとして皮肉たっぷりに描かれたドラマですね。

クォン・ジンウォン「In Our Lives」

ブラックコメディがKBS週末ドラマにもたらした限界

この刺激の強い展開が、伝統的なKBS週末ドラマ枠の視聴者層と合わなかったという批判はあります。
刺激が強いのはともかく、結局は中だるみで退屈な印象になってしまったのは大きなマイナス。

見る価値を見出すとすれば、やはりキム・ジョンヒョンの「振り切った演技」ということになります。
彼のコメディセンスは健在なだけに、脚本が迷走した後半の展開が悔やまれますね。

参照

Namuwiki

聯合ニュース

Xports News

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