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韓国でビルオーナーになる方法の視聴率・評価は?豪華OSTや結末を徹底分析

韓国でビルオーナーになる方法の視聴率・評価は?豪華OSTや結末を徹底分析

不動産という名の信仰に翻弄される現代人

2026年にtvNで放送された韓国ドラマ「韓国でビルオーナーになる方法」です。
「建物主(ビルオーナー)は神より上の存在」と言われる韓国社会を背景に、家族を守るために極限の選択をする人々の姿を描いたサスペンス作品です。

主演にはハ・ジョンウを迎え、イム・スジョン、キム・ジュンハン、チョン・スジョンといった超豪華なキャストが集結。
特にハ・ジョンウは07年「ヒット」以来、19年ぶりのテレビドラマ出演で話題になりましたが・・・。(特別出演を除く)
蓋を開けてみれば、視聴者の間でもかなり意見が分かれる結果となりました。

韓国でビルオーナーになる方法の視聴率推移

回次全国視聴率(ニールセン)
1回4.1%
2回4.5%(最高)
3回3.1%
4回3.9%
5回2.6%
6回3.5%
7回2.9%
8回2.8%
9回2.0%(最低)
10回3.1%
11回2.4%
12回3.7%

※データ出典:Nielsen Korea基準

初回は4.1%でスタートを切った「韓国でビルオーナーになる方法」です。
しかし2話の4.5%が自己最高視聴率と数字を伸ばすことができませんでした。
9話の2.0%が自己最低視聴率、最終回12話も3.7%に終わっています。

ハ・ジョンウの久しぶりのドラマ復帰作ということもあり、放送開始直後はSNSでも大きな盛り上がりを見せました。
しかし、内容があまりに重く、離脱する人も増えてしまいましたね。
豪華なキャスト陣から期待されていた数字には届かずに放送を終えています。

前作「Missホンは潜入調査中」が12.4%で最終回を終えているので、2%台まで落ちるとは非常に残念な結果です。
テーマ的に大衆性はなさそうなので低視聴率は仕方のない面はあると思うけど、明らかに数字が落ちたのがマイナスで寂しいところ。

※数字はニールセンコリア調べ

韓国でビルオーナーになる方法の韓国での評価

今作は犯罪、スリラー、ブラックコメディ、家族、ノワール、ピカレスク系のドラマになります。
明るいオフィスジャンルならともかく、暗いドラマなので余計に大衆性はない・・・。

ドラマの見どころは、やはりハ・ジョンウで、映画界のスターである彼が人間臭い演技を見せて高評価です。
特に「生計型ビルオーナー」という、一見華やかでも実態は借金まみれという皮肉な設定が、現代の韓国視聴者に強いインパクトを与えています。

不動産が素材ということで、単にビルを買うだけでなく、そこに至るまでの情報戦や裏切りがミステリードラマのように描かれています。
不動産知識がなくても、誰が敵で誰が味方なのか、不動産業者や銀行担当者とのギリギリの駆け引きは、見ていて手に汗握る緊張感があります。

不動産ミステリーから「マクチャン」への変質、共感を得られなかった失速の要因

とはいえ、視聴率が落ちたことからもわかるように、マイナス評価も目立つ作品です。
特にドラマ中盤からは不動産とは関係のないドロドロとしたマクチャン展開が繰り広げられマイナスです。
主人公たちの行動も共感できず、非現実的な展開が続くのも残念なところ。
強い刺激を入れ過ぎた結果、本来のビルオーナーの哀愁がぼやけてしまいました。

さらには最終回の結末に関しても、スッキリとした終わり方ではないのが残念なところ。
「成功とはなにか」を問いかける意図は理解できると賛否ある部分ですが、エンタメとしての満足度が下がってしまった原因です。

夢のビルオーナーが借金地獄に変わる瞬間

暗いドラマと言われますが、注目点は、無理なローン、いわゆる「ヨンクル(魂までかき集めた融資)」の恐ろしさを徹底的に描いている点です。
ドラマの中では、再開発という一発逆転の夢に賭けてビルを買った主人公が、金利の上昇やトラブルによって追い詰められていく姿がリアルに描かれています。

ビジネスドラマを逸脱したピカレスクの衝撃

ビルオーナーという言葉から連想される「不労所得で優雅な生活」とは真逆の、泥臭い生存競争がこのドラマの本質です。
公共放送では描きにくい、闇の金融業者との癒着や不動産業界の裏側をこれでもかと見せてくれる点は、この作品ならではの注目ポイントと言えます。

結果、主人公が犯罪行為に走ってしまうほど追い詰められるので、ピカレスクジャンルになるわけですね。
借金苦でどれだけ人が変わってしまうのかという、ビジネスドラマというよりはサスペンスです。

恋するイエカツとの決定的な視点の違い

似たテーマを扱った作品として「恋するイエカツ」がありますが、内容は実に対照的です。
「恋するイエカツ」が家を「住む場所」として捉える女性と「投資対象」として捉える男性のラブコメディだったのに対し、今作には甘い要素は一切ありません。

キム・ジソクが演じた投資家がどこか憎めないキャラクターだったのに対し、今作のハ・ジョンウは常に崖っぷちの絶望感を漂わせています。
「家を建てる・買う」ことの楽しさや夢を描いたのが「恋するイエカツ」なら、今作は「守るべき場所が自分たちを破滅させる」という皮肉を描いています。

明るい雰囲気で韓国の住宅事情を知りたいなら前者、社会の闇を覗き見たいなら今作、という明確な違いがあると言えそうです。

韓国でビルオーナーになる方法のOSTまとめ

ナリン(MEOVV)「NO SAVIOR」

テヨン,ヘチャン(NCT)「Bitter Sweet (Addiction)」

ミン・ジウン「How Far Would You Go」

アトリエの独り言

今作は「見たいものを見せてくれる作品」ではなく「見たくない現実を突きつけてくる作品」なのかもしれません。
「韓国でビルオーナーになる方法」というタイトルを聞けば、サクセスストーリーのようですが、実際には絶望ドラマというわけです。
「思っていたドラマと違う」という不満はあるでしょう。

作品性は高いが、極端に「見る人を選ぶ」

日本の口コミをチェックしても、暗すぎて1話で離脱したという人も目立ちます。
社会派の重厚な人間ドラマを求めているのであれば見てみるのも良さそうですが、とにかく不幸の連鎖というのは覚悟した方が良いところ。

決して作品性の評価が低いわけではないのですが、とにかく見る人を選ぶ作品です。
癒しを求めている人にはおすすめのできないドラマです。

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