復讐の花束をあなたにの評価と視聴率推移!最高21.3%もおすすめしない理由 - 韓流アトリエ~気になるニュースとドラマ、視聴率や評価を読み解く~
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復讐の花束をあなたにの評価と視聴率推移!最高21.3%もおすすめしない理由

復讐の花束をあなたにの評価と視聴率推移!最高21.3%もおすすめしない理由

後天性サヴァン症候群の検事が暴く嘘と愛憎の復讐劇

2020年から2021年にかけてKBSで放送された韓国ドラマ「復讐の花束をあなたに」です。
主演にカン・ウンタク、オム・ヒョンギョン、イ・チェヨン、イ・シガン。

幼少期の事故で7歳ほどの知能となった純粋な男性が、周囲の裏切りや罠によって母を奪われ、どん底に突き落とされた後に奇跡的に覚醒し、冷徹な検事となって悪人たちに鉄槌を下していくマクチャン復讐劇です。

復讐の花束をあなたにの視聴率推移

▼ 全105話の視聴率一覧を見る(クリックで開閉)
回次全国視聴率
1回10.4%(最低)
2回11.1%
3回11.4%
4回10.7%
5回11.4%
6回11.0%
7回12.6%
8回12.9%
9回13.0%
10回12.0%
11回12.3%
12回12.1%
13回11.7%
14回12.1%
15回11.2%
16回11.1%
17回10.9%
18回11.4%
19回11.8%
20回13.1%
21回14.3%
22回14.4%
23回13.5%
24回15.1%
25回15.1%
26回14.8%
27回14.5%
28回14.2%
29回14.5%
30回14.6%
31回15.5%
32回15.2%
33回15.1%
34回15.0%
35回14.8%
36回15.5%
37回14.8%
38回15.9%
39回14.7%
40回13.9%
41回15.0%
42回15.0%
43回14.8%
44回14.7%
45回15.1%
46回15.0%
47回15.5%
48回16.4%
49回16.0%
50回16.1%
51回15.9%
52回15.9%
53回17.0%
54回17.1%
55回16.7%
56回17.0%
57回16.8%
58回17.3%
59回17.4%
60回17.7%
61回17.5%
62回16.8%
63回17.7%
64回18.5%
65回17.9%
66回17.9%
67回17.9%
68回18.8%
69回18.8%
70回18.5%
71回17.8%
72回17.9%
73回19.8%
74回19.5%
75回19.1%
76回18.3%
77回18.9%
78回19.1%
79回19.3%
80回18.7%
81回19.7%
82回20.1%
83回19.2%
84回19.6%
85回19.5%
86回18.8%
87回18.1%
88回19.3%
89回19.1%
90回18.9%
91回19.3%
92回19.8%
93回19.5%
94回20.4%
95回19.4%
96回19.4%
97回19.8%
98回20.1%
99回21.2%
100回20.2%
101回19.6%
102回19.9%
103回19.7%
104回20.5%
105回21.3%(最高)

※データ出典:Nielsen Korea基準(全国)

初回は10.4%というスタートを切った「復讐の花束をあなたに」です。
1話が自己最低視聴率という良い傾向が見られます。
82話で初の20%を突破、最終回105話で自己最高視聴率21.3%を記録しました。

同枠ドラマでは「私の男の秘密」というドラマ以来、約3年ぶりの20%を記録したドラマになりました。
ちなみに「復讐の花束をあなたに」の原題は「秘密の男」なので、非常によく似たタイトルで紛らわしい。

以降、26年9月現在、同枠ドラマで20%を記録したドラマはありません。
もしかしたら最後の20%を記録したドラマになってしまうかもしれませんね。

※数字はニールセンコリア調べ

復讐の花束をあなたにはつまらない?韓国でのリアルな評判と評価

今作は家族、復讐、愛憎、サスペンスジャンルになります。
韓国で最も高く評価されたのは、主人公がどん底から知性を手に入れて這い上がり、悪女を追い詰めていくスピード感あふれる復讐展開です。

カン・ウンタクの演じ分け(純粋さから冷徹さへのグラデーション)

主演のカン・ウンタクといえば「イルイル界のプリンス」として数々の名作を牽引してきた俳優ですが、今作の序盤で見せる「7歳程度の知能を持つ純粋無垢な青年」の演技は非常に印象的です。
純朴で誰のことも疑わない無防備な笑顔があるからこそ、周囲の悪意によって奪われていく悲劇性が際立ち、視聴者は一気に彼に感情移入させられます。

そして、事故を経て冷徹な検事「ユ・ミニョク」として再登場した瞬間の、目つきの鋭さと佇まいの変貌ぶりは見事というほかありません。
単に別人になっただけでなく、かつて愛した人や家族を前にした時、冷徹な仮面の奥からふと漏れ出る「揺らぎ」や「切なさ」の表現が絶妙で、ドラマが単なる復讐作業にならず、人間味のあるドラマとして最後まで引っ張る推進力になっています。

悪女の悪運が強すぎる「さつまいも展開」の長期化

一方で、中盤以降の展開には視聴者からじれったさを訴える声も上がりました。
復讐劇の宿命とはいえ、中盤以降は悪女ハン・ユラの悪事が露見しそうになるたびに、都合の良い偶然や横やりが入って追及を逃れるパターンが繰り返されます。
決定的な証拠を手に入れたはずなのに「直前で盗まれる」「録音データが消える」「目撃者が口を割らない」といった展開が続き、スカッとする瞬間(サイダー)がお預けを食らう時間が長めです。

100話を超える長編枠を維持するための引き延ばしと分かっていても、「主人公は検事として極めて優秀なはずなのに、なぜここで詰めが甘いのか」と、主人公側の手腕にやきもきさせられるストレスが蓄積しやすい構造になっています。

韓国のネットコミュニティでは「早く成敗してほしいのにイライラする」「さつまいも(喉が詰まるようなもどかしさ)展開が長すぎる」といった指摘が目立ちました。
悪役がなかなか決定打を受けずに逃げ延びる展開は、全105話という長編ならではの引き延ばしとして好みが分かれたポイントです。

終盤の回収ペースの慌ただしさとバランス

中盤であれほど長く引っ張った悪事の数々や伏線が、物語の終盤~クライマックスに向けて一気に畳み掛けるように回収されていきます。
そのため、長い間溜め込まれた鬱憤(ストレス)に対して、悪人が受ける制裁や反省の描写、あるいは生き残った人々の心の回復を描く時間がやや駆け足に感じられる側面があります。

「あれだけ酷いことを重ねてきた悪役に対する決着として、これで本当に割に合っているのか」「もっと時間をかけて徹底的に断罪される姿が見たかった」という、カタルシスの配分に対する物足りなさを指摘する声も現地では見られました。

男性主人公が主導する異色のスピード復讐劇

韓国のイルイルドラマといえば、夫や親友に裏切られた女性が別人になりすまして復讐するパターンが定番です。
その王道フォーマットが定着している枠で、男性主人公が物語の中心となり、自らの頭脳で復讐を牽引していく構造は非常に新鮮に映りました。

一般的な愛憎劇では、感情的なぶつかり合いや泥沼の足の引っ張り合いが延々と続く傾向があります。
しかし今作の主人公イ・テプン(ユ・ミニョク)は、感情に任せて暴れるのではなく、検事という立場をフルに活かして法律と論理で相手の逃げ道を塞ぎにかかります。
この「法の力を用いた頭脳戦」というアプローチが、従来のドロドロ劇特有のじめじめした空気感を払拭し、良質なサスペンスドラマを見ているような知的な爽快感を生み出していました。

マクチャン要素の過剰な詰め込みとリアリティの欠如

とはいえ、そこはマクチャンドラマ。
事故をきっかけとした後天性サヴァン症候群による知能の覚醒、短期間での司法試験合格、偽装結婚、出生の秘密、記憶喪失など、韓国のマクチャンドラマのお決まりのギミックが怒涛の勢いで投入されます。

荒唐無稽さを「愛憎劇の様式美」として割り切って楽しめる人には痛快ですが、少しでもリアリティや論理的な整合性を求める人にとっては「さすがにそんな偶然や急展開はあり得ない」と冷めてしまう要因になります。
特に主人公の急激な変貌や能力獲得の過程は、ファンタジーに近い飛躍があるため、説得力を重視する視聴者には好みがはっきりと分かれます。

裏切りの花束をあなたにと比較して見える復讐劇の進化と完成度

同じ制作陣であるシン・チャンソク演出×イ・ジョンデ脚本が手掛けた復讐劇として比較されるのが、ドラマ「裏切りの花束をあなたに」です。
「裏切りの花束をあなたに」が女性主人公の入れ替わりや憑依といったファンタジー要素を強め、より極端でアクロバティックな展開に振り切っていたのに対し、今作は主人公自身の頭脳と覚醒による法廷劇・心理戦を軸に据えています。

どちらも息をつかせぬマクチャン劇でありながら、「裏切りの花束をあなたに」がさらに過激な設定で視聴者を驚かせにいったのに対し、「復讐の花束をあなたに」は復讐に至る動機と主人公の成長、カタルシスのバランスがより丁寧に整えられていました。
より先が読めないカオスな愛憎劇を求めるなら「裏切りの花束をあなたに」、緻密な計画で悪を裁く爽快感を味わいたいなら今作といった形で、好みが分かれるところですね。

韓国ドラマ『復讐の花束をあなたに』の視聴判断を示す白黒タキシード猫の漫画。全105話・約60時間の長編に対し、サヴァン検事の覚醒は痛快な一方、悪女による中盤のさつまいも展開で挫折しないよう、緻密さを求めずツッコミ流し見を推奨する独自アドバイス。

アトリエの独り言

最高視聴率21.3%を記録し、数字の上では成功を収めたドラマですが、手放しで誰にでもおすすめできるかと言われると、正直かなり人を選ぶ作品だと感じています。
全105話という膨大な時間を投資するだけの価値があるかどうかは、マクチャンドラマ特有の「理不尽さへの耐性」がどれだけあるかにかかっています。

1話あたり約35分とはいえ、全105話を観終えるには60時間近い時間が必要です。 緻密な伏線回収やサスペンスとしての完成度を期待して観始めると、中盤の堂々巡りや強引な展開に確実に疲弊します。

裏切りの花束をあなたに視聴率・評価まとめ!低迷の真相を分析

韓国ドラマ『裏切りの花束をあなたに(秘密の女)』の視聴率推移、評価、OSTを徹底解説。 『秘密の男』制作陣が贈る復讐劇が、なぜ歴代最低視聴率となったのか? 過激な描写への批判や魂の入れ替え設定の是非など、アトリエ独自の視点で読み解きます。 今すぐチェック。

韓流アトリエ~気になるニュースとドラマ、視聴率や評価を読み解く~

「家事や作業をしながらツッコミを入れてダラダラ観る人」や「イルイル愛憎劇の様式美を完全に理解しているコアファン」以外には、安易に手を出すと途中で後悔しやすいドラマです。

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