鋭すぎる直感が招いた悲劇
韓国ドラマ「夜になりました」の登場人物であるパク・ジスです。
ジスを演じているのはチョン・ヨンミン。
残酷なデスゲームのなか、現実を突きつけるようなキャラクターでした。
※ネタバレ表現あり
気難しさと冷徹なリアリストの一面
ジスはドラマの序盤から、非常に気難しい性格として描かれていました。
ジュニが「誰にも投票しない」という平和的な解決策を出したときは、真っ向から反対。(これはジスが正解だった)
また、亡くなった友人を「死体」と呼び、ウナに抗議されると、「死んだんだから死体だ」と言い放ったのも印象的。
彼氏のユジュンは優しい性格で、ジスにはいつも小言を言われていたようですが・・・。
冷徹な性格が見て取れるジスです。
とはいえ、デスゲームの緊張感の中では決しておかしな反応ではないのかもしれません。
命取りとなった鋭すぎる直感
ジュニの案に反対した直感は正しかったジスですが、その後も正しい直感を見せました。
ギョンジュンとウラムが人狼候補として対立した際、まだ投票を済ませていなかったジスとユジュンに2人の運命がかかりました。
ウラムはジスとユジュンの説得に向かったのですが・・・。
ウラムに投票しようとしたユジュンと違い、ジスはウラムを疑いました。
それだけでなく一緒に説得してきたソミのことも疑いました。
この直感も正しくウラムの正体は人狼、さらにはソミも人狼でした。
ソミの焦りと殺意。人狼陣営を追い詰めた慧眼
投票結果はウラムが処刑となり、ウラムが人狼であることも明らかになりました。
となると、困ったのが同じく人狼だったソミです。
ウラムを必死にかばってジスに怪しまれたので、ジスを殺してしまった。
鋭い直感を持ち、思ったことをズケズケと言うジスは人狼にとっても脅威だったでしょう。
もしユジュンが医師の能力をジスに行使できていれば、デスゲームの戦局も変わったはずです。
ダボムの正体も見抜けたか。沈黙した「最強の矛」
もし生き残っていれば、次はソミが怪しまれたでしょう。
さらにスンビンが人狼に殺されたとき、殺され方が残酷でこれまでのマフィアの処刑とは違うという話になりました。
このときも、スンビンにいじめられていたダボムが怪しいと気が付いたかもしれません。
ジスは直感が鋭く、思ったこともすぐに言ってしまうので、人狼に処刑されてしまった。
不遇なキャラクターと言えるのかもしれませんが・・・。
悪役ではない「嫌われ役」。市民チーム最強の不条理な戦力
ジスに関してはその冷徹な性格が「共感しにくい」ところもあれば、「現実的」という見方もできます。
あれが元々の性格なのか、デスゲームの極限状態の影響なのか、はっきりとはわかりませんからね。
デスゲームのストレスやプレッシャーからくるものであっても不思議ではないですから、現実的なキャラクターとも言える。
悪役ではない嫌われ役の真価
しかし、ジスはパク・セウンのディープウェイク動画流出の際に嘲笑していたので、元の性格も似たようなものかもしれません。
セウンのいじめに加担していたわけではないので、いくらかマシですが、それでもいじめの傍観者。
悪役というわけではなく、単にきつい性格という・・・。
なんなら市民チームにとっては重要な戦力になりえたキャラクターですからね。
ジスを演じたチョン・ヨンミンは子役出身でキャリアも豊富なのですが、今作でも良い演技を見せてくれました。
※「医師ヨハン」「悪魔判事」などに出演、「愛の贈り物」でキム・ヒョンジュの子供時代も演じている
アトリエの独り言
ユジュンのスマホには、明るいジスの写真が残されていました。
もしかしたらユジュンと2人のときは違う顔がある、ツンデレ彼女なのかもしれません。
セウンを嘲笑したことを思えば決して良い子ではなかったのですが、デスゲームの中では現実的なキャラクターだったと感じます。
決して比重の大きなキャラクターではありませんでしたが、印象に残るキャラでした。
ドラマの緊張感を与えてくれるキャラクターであったと思います。
思ったことをすぐに口に出さず、もう少しうまく立ち回れば、市民チームの勝利に貢献できたでしょう。
そうは言っても、結局は因果応報の死を迎えたキャラクターです・・・。