偉大なショーの評価と視聴率推移!日韓のリアルな評判を徹底分析 - 韓流アトリエ~気になるニュースとドラマ、視聴率や評価を読み解く~
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偉大なショーの評価と視聴率推移!日韓のリアルな評判を徹底分析

偉大なショーの評価と視聴率推移!日韓のリアルな評判を徹底分析

元国会議員が仕掛ける人生最大の偽装ファミリー劇

2019年にtvNで放送された韓国ドラマ「偉大なショー」です。
主演にソン・スンホン、イ・ソンビン、イム・ジュファン、ノ・ジョンウィ。

元国会議員の男が、再び政界に復帰するために、突然現れた4人きょうだいを引き取り、家族のフリをして好感度を上げようと奮闘するドタバタコメディドラマです。

偉大なショーの視聴率推移

回次全国視聴率
1回3.1%
2回2.9%
3回3.0%
4回3.0%
5回2.5%
6回2.8%
7回2.5%
8回2.7%
9回2.2%
10回2.1%
11回2.0%(最低)
12回2.4%
13回2.3%
14回2.7%
15回2.1%
16回3.2%(最高)

※データ出典:Nielsen Korea基準

初回は3.1%というまずまずのスタートを切った「偉大なショー」です。
しかし視聴率は横ばいで2%台の推移が続きました。
11話で自己最低視聴率2.0%、最終回16話で自己最高視聴率3.2%です。

視聴率が伸び悩んだのは残念ですが、大きく落ちることがなかったので及第点かな。
固定視聴者を獲得できたのは良い傾向かもしれませんが。
それにしても低めの視聴率ですから、褒められたものではありませんね。

コメディとはいえ、政治ジャンルというのは大衆性に欠けたのかもしれません。
もっともドラマ枠の前作「サバイバー: 60日間の大統領」が、チ・ジニ主演で最終回6.17%を記録していますが・・・。

※数字はニールセンコリア調べ

偉大なショーはつまらない?韓国でのリアルな評判と評価

今作が描くのは、政治風刺とコメディ、そして泥臭いヒューマンドラマ。
韓国では、国会議員を痛烈に皮肉る特有のブラックユーモアがシニカルに受け入れられ、一定の評価を獲得。
政治という堅いテーマを扱っていますが、コメディジャンルでテンポの良い展開なので、気楽に見られる作品として一定の支持を集めました。

良くも悪くもソン・スンホンファンが見るドラマになると思いますが、彼の評価が良いドラマになりますね。
抜群のルックスでクールなイメージを持つソン・スンホンですが、今作では泥臭くて少し情けない役どころ。

完璧な二枚目がプライドを捨ててジタバタするギャップこそが、彼のキャリアにおいて新鮮なスパイスとなったのは間違いありません。
一方で、これまでのクールなイメージが強すぎるあまり、コメディ演技に違和感を抱いた視聴者も少なくなかったようで、賛否あるところでもある。

リアルな現実とファンタジーの狭間で揺れたドラマの限界

今作の一番の弱点は「政治風刺」と「ほのぼのファミリー劇」のバランスが途中で崩れてしまった点にあります。
最初は国会議員への復帰を狙うブラックユーモアや、政界の裏側を皮肉るスピード感のある展開がとても面白かったのですが、中盤以降はよくあるベタなホームドラマの要素が強くなりすぎてしまいました。

コメディドラマなので仕方のないところではありますが、ハラハラ展開を期待していた視聴者にとっては、マイルドな雰囲気のドラマに退屈さを感じてしまったところも。
気楽見ることができるのは利点ですが、悪役との対立もマイルドで、政治的な駆け引きもどこか中途半端でリアリティに欠ける。
脚本としては推進力がイマイチだったところは否定できません。

青少年の妊娠という重いテーマをコメディはどう描いたか

「偉大なショー」で当時話題になったエピソードといえば、5話(韓国基準)で真正面から扱われた「青少年の妊娠」というエピソードです。
コメディドラマという枠組みの中で、この非常にデリケートで重いテーマをどのように着地させるのか、その描き方に注目が集まりました。

韓国の視聴者は、ドラマの「リアリティ」や「社会的影響力」に対して、日本以上に非常にシビアな目を持っています。
特に10代の妊娠・出産というテーマは、当事者たちの人生だけでなく、教育や福祉、家族の崩壊といった生々しい現実が地続きになっている問題です。

重い現実をコメディで消費した代償

今作の痛恨のミスは、この重い現実を主人公の「元議員が支持率を上げるためのイベント」というコメディの文脈の中で消費してしまった点にあります。
ドラマとしての感動や家族の絆を美化して描くあまり、避妊に対する正しい知識の描写や、当事者が直面する過酷な社会的孤立といった「本当に描くべき泥臭い現実」が、綺麗にファンタジーへと昇華されてしまいました。

結果として、このエピソードは韓国内で大きな波紋を呼び、現地の視聴者や親の世代から猛反発を受けることになります。
避妊の問題や現実の過酷さを少し軽視し、あまりにも感傷的でロマンチックに描きすぎたという批判が集中してしまいました。
エンタメとしての楽しさを優先するあまり、現実的な問題への配慮を欠いてしまった描き方は、今作の評価を左右する大きな落とし穴になってしまった印象ですね。

ダーリンは危機一髪と徹底比較!騙し合いの先にあるもの

政治と嘘をテーマにしたコメディという点で思い浮かぶのが、チェ・シウォン主演のドラマ「ダーリンは危機一髪!」です。
「ダーリンは危機一髪!」が、天才詐欺師がうっかり国会議員に立候補してしまうというスリリングな嘘のエンターテインメントだったのに対し、今作は元議員が家族のフリをして再起を狙うという、よりアットホームな嘘のドラマです。

どちらも主人公が自分の正体を隠しながら政治の世界に関わっていく点は共通していますが、「ダーリンは危機一髪!」が騙し騙されるスピード感を重視しているのに対し、「偉大なショー」は家族としての成長や人間味に重きを置いています。
よりハートフルで、ドタバタしたホームドラマとしての要素を楽しみたい人には、偉大なショーの方が親しみやすい作りになっているのが特徴ですね。

白黒のタキシード猫が腕を組み、ドラマ内で描かれた10代の妊娠という重い社会的テーマがコメディ文脈で消費され、バランスが崩れた歪みを冷徹に指摘するイラスト。ドラマの本質的な弱点と、本国で猛反発を招いた要因を分析した独自経験を表現。

アトリエの独り言

政治とホームコメディというジャンルを融合させるのは、脚本のバランスが難しいところがありました。
特に青少年の妊娠のエピソードに関しては、笑うドラマなのか考えるドラマなのか、ドラマのトーンがブレる結果に。

もしこのテーマを扱うのであれば、風刺コメディの枠を捨ててでも徹底的にリアルな痛みを伴う描き方をするべきだったように感じます。
そもそも、主人公の成長を促すためにはもっと別の、コメディと親和性の高いトラブルを用意すべきだったでしょう。

日本の視聴者が「子供キャラ」に見出した救い

日本での評判を分析しても、可もなく不可もなくといったところです。
1つ気になったのは、日本では子供たちがかわいかったという評判も目立ちました。
子役が良いドラマは満足度が上がるというのが僕の持論なのですが、子供キャラの存在もプラス要素になりそうです。

特にノ・ジョンウィは今ではヒロインを演じる女優に成長していますからね。
基本的には「ソン・スンホンのビジュアルと魅力を堪能するための特化型ドラマ」の域を出ない、というのが評判の分析から導き出した結論です。

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