アトリエの独り言
故郷や家族の大切さを思い出させてくれるヒーリングジャンル。
ゆったりとしたストーリー展開は好き嫌いが分かれそうですね。
最終回の結末こそ良かったものの、終盤の親同士の確執が長すぎるという声もあれば、胸が締め付けられるほど切ないという声も。
ストーリー展開の早いドラマが好きな方には、おすすめがしにくいドラマですね。
ただシン・ヘソンにチ・チャンウクとキャストが良いですし、高視聴率を記録した大衆性のあるドラマでもある。
日本での評判も比較的良い作品ですから、ジャンルやキャストが好きなら見てみるのも良さそうなドラマですね。
都会で傷ついた心を温かく包み込む、済州島の優しい風景
23年から24年にJTBCで放送された韓国ドラマの「サムダルリへようこそ」です。
主演にチ・チャンウク、シン・ヘソンら。
済州島を舞台に、都会で夢破れたヒロインが故郷に戻り、自分自身と、かつて愛した幼馴染との絆を取り戻していくヒーリングロマンスです。
サムダルリへようこその視聴率推移
初回は5.19%という視聴率でスタートした「サムダルリへようこそ」です。
1話が自己最低視聴率という良い傾向ですね。
14話で二桁を突破し、最終回16話で自己最高視聴率12.39%を記録し有終の美を飾りました。
12.39%というのは24年のJTBCドラマの中で、最も高い数字になります。
中盤にクリスマスや正月、さらにはサッカーの代表選が競合になる不運もありました。
それがなければ、もっと高い視聴率を記録してもおかしくはなかったですね。
なんにしても、視聴率興行成功となったドラマです。
※数字はニールセンコリア調べ
サムダルリへようこその韓国での評価
今作はラブコメ、ヒューマン、日常、家族、などのヒーリングジャンルドラマ。
済州島の大自然を活かした映像美が視聴者の癒しになりました。
脚本は「ゴーバック夫婦」や「ハイバイ、ママ」のクォン・ヘジュ作家。
※ハイバイ、ママのキム・テヒが特別出演して話題に
都会の傷を癒やす、シン・ヘソンの圧倒的な表現力
ただのロマンスドラマではなく、1人の人間としての再生を描いた深みのあるストーリーが高評価です。
現代社会でストレスにまみれた視聴者に寄り添い、力を与えてくれるようでした。
ヒロインのシン・ヘソンも都会で傷ついた葛藤をリアルに表現し、没入度を高めてくれました。
王道ストーリーに潜む、中盤の足踏み感と惜しい点
とはいえ、ヒーリングジャンルにありがちな「惜しい点」も指摘されています。
穏やかな日常を描いたドラマですが、ゆえにストーリー展開が全体的に遅いことが指摘されます。
スローテンポは、ヒーリングドラマの宿命かもしれません。
中盤の葛藤の繰り返しには、少しもどかしさを感じる場面もありそうです。
またチョ・ユンソが演じる悪役のパン・ウンジュがヒーリングドラマの中では浮いているという指摘も。
ドロドロ劇がストレスになってしまう視聴者もいるかもしれません。
ストーリーも王道なので展開が予測しやすいという指摘がありますが、それよりも展開がゆったりとしている点が物足りなく感じるかも。
圧倒的な安心感を与える主演二人のケミストリー
マイナス要素がありながらもヒット作となったのは、シン・ヘソンとチ・チャンウクのケミが大きな理由になります。
幼馴染設定というのが違和感のないほど、自然なやりとりで長年の信頼関係を感じさせるものになっています。
都会で強がっていたサムダル(シン・ヘソン)が、ヨンピル(チ・チャンウク)の前でだけ見せる無防備な表情が見どころですね。
済州島の大自然と、心を溶かす村人たちの温もり
済州島も風景もきれいで評判が良いのですが、サムダルリの人々も個性的でドラマに温かい空気を作っています。
村のコミュニティの温かさが現代社会で忘れさられたものを思い出させてくれるようです。
ただし、言動がコメディの枠を超えて極端すぎるという指摘もあり。
サムダルリへようこそのOSTまとめ
ドギョム(SEVENTEEN)「단발머리」
GEMINI「Beautiful Day」
テヨン(少女時代)「꿈」
シン・スンフン「추억속의 재회」
BUMJIN「그대 내 맘에」
キム・ナヨン「좋은 사람」
LeeZe「바다의 노래」
dori「춤」
チョ・ヨンピル「웰컴투 삼달리 X 조용필 (2024 Remastering)」