高麗の武士と現代の女医が紡ぐファンタジー時代劇
12年にSBSで放送された韓国ドラマの「シンイ」です。
主演にイ・ミンホ、キム・ヒソン、リュ・ドックァン、パク・セヨンら。
キム・ヒソンにとっては結婚、出産を経て6年ぶりのカムバックとなりました。
高麗時代の武士と、現代からタイムスリップしてきた女医が繰り広げる、切なくも力強いロマンスストーリー。
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シンイの視聴率推移
初回は9.4%という視聴率でスタートした「シンイ」です。
第2話以降は二桁で推移し、6話で12.2%という自己最高視聴率を記録しました。
折り返しを過ぎたあたりから勢いが失速し、1桁推移に落ち込んでしまいます。
23話で自己最低視聴率の8.7%を記録し、最終回24話も10.1%という結果に終わりました。
若手スターのイ・ミンホと、90年代のトップ女優キム・ヒソンの共演作としては寂しい数字となりました。
※数字はニールセンコリア調べ
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— Kstyle (@Kstyle_news) May 9, 2017
シンイの韓国での評価
今作はファンタジーロマンス時代劇になりますね。
脚本のソン・ジナ作家は95年に視聴率60%超えの大ヒットドラマ「砂時計」を執筆した、90年代を代表する大物作家です。
2000年代に入ると力も落ちてきたと言われますが・・・。
※後続作に「ヒーラー」、「王は愛する」がある
「シンイ」はイ・ミンホが演じたチェ・ヨンの圧倒的なカリスマ性が話題に。
「チェ・ヨン病」という言葉が生まれるほど高く評価されています。
逆に良いところはイ・ミンホぐらいしか目立たなかったドラマとなっていますね。
盗作疑惑とタイトルの変遷。制作裏の混乱が招いた影
現地メディアでは制作過程におけるマイナス面が厳しく指摘されています。
というのも、放送当時は「Dr.JIN」との盗作疑惑が取り沙汰されてしまいました。
※現代の医師がタイムスリップするという設定の重複
法的な争いにまで発展したことでシンイのイメージが悪くなっていますね。
この影響でタイトルの漢字が「神医」から「信義」へと変更されています。(韓国でも漢字タイトルがデザインとして使われていた)
また、莫大な制作費が投じられたにもかかわらず、低予算を感じさせるCGや、編集の乱れも指摘されています。
このような演出も没入度に欠ける理由になっていますね。
そもそも「神医(シンイ)」というタイトルなのに、キム・ヒソン演じるウンスの医師としての活躍が中盤以降に減っている点も指摘。
政治的な駆け引きばかりが目立ったストーリーも惜しいポイントとして挙げられています。
イ・ミンホ出演の「シンイ-信義-」がGyaOが選んだ20014年の韓国ドラマランキングで「1位」となった。 pic.twitter.com/fYPrIM2e4M
— wowKorea:韓流ドラマK-POP (@wow_ko) November 13, 2014
切なすぎる王と王妃のもう一つのラブストーリー
「シンイ」は主演の2人だけでなく、リュ・ドックァンとパク・セヨンが演じた王と王妃のサブストーリーも話題に。
実在の人物をモチーフにした人の切ない関係性は、主人公のロマンスに負けないほどの存在感。
不器用ながらも歩み寄る姿は、当時から非常に人気があったとされる。
実際の歴史をファンタジーで再解釈し、歴史ファンからも注目を集めました。
新人顔負け?の演技と、途絶えた「国民的美女」の系譜
リュ・ドックァンは子役出身で当時20年以上のキャリアがあったのですが、認知度は高くなかったようですね。
新人俳優なのに演技が素晴らしいと評判だったらしい。
パク・セヨンも美貌が話題で、80年代ファン・シネ、90年代キム・ヒソン、00年代キム・テヒの流れを汲む国民的美女として注目されました。
当時は国民的美女と言われる20代の女優さんがいなかった時代になるようですね。
しかし時代は完璧な美女よりも個性的な美女が芸能界のトレンドになり(例えばキム・ゴウン)、キム・テヒを最後に系譜が途絶えております。
シンイのOSTまとめ
シン・ヨンジェ「Walking Slowly」
ALi「Carry On」
チャン・ヘジン,MC Sniper「Bad Person」
ユンナ「A Drop of tear」
ソンフン(Brown Eyed Soul)「I see you」
ヨンジュン(Brown Eyed Soul)「Song of Wind」
Rumble Fish「LOVE」
アトリエの独り言
久しぶりに復帰したキム・ヒソンの美貌、イ・ミンホの凛々しさは、視聴者にとっても目の保養となったドラマです。
ただ、物語が後半に進むにつれて、ファンタジーとしての設定が少しぼやけてしまったのは残念なところです。
※チェ・ヨンの雷功と言われる超能力など、ファンタジーの活躍がなくなっていった
さらには制作側の資金難や盗作疑惑も残念なもの。
キム・ジョンハク監督は横領などの疑惑もあり警察の捜査を受ける予定でしたが、自ら命を絶つということになったのも残念なニュース。
資金難もありCGを多用する超能力を減らす羽目になったのでしょう。(現場の士気が下がったこともクオリティの低下に現れたと思う)
そのぶんロマンスに比重が置かれ、イ・ミンホファンとしては彼のカリスマ性もあり満足できる作品になっているようですね。
いずれにしてもいまから見るならイ・ミンホらキャスト目当てになると思うし、それならば見るのも悪くはなさそうなドラマですね。