こんなに親密な裏切り者の評価と視聴率は?韓国の評判&見どころを徹底解説 - 韓流アトリエ~気になるニュースとドラマ、視聴率や評価を読み解く~
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こんなに親密な裏切り者の評価と視聴率は?韓国の評判&見どころを徹底解説

こんなに親密な裏切り者の評価と視聴率は?韓国の評判&見どころを徹底解説

最愛の娘が殺人犯かもしれないという残酷な疑念

24年にMBCで放送された韓国ドラマの「こんなに親密な裏切り者」です。
主演にハン・ソッキュ、チェ・ウォンビン、ハン・イェリ、ノ・ジェウォンら。

韓国最高のプロファイラーである父親が、殺人事件を捜査する中で自分の娘が事件に関わっているという衝撃的な事実に直面し、葛藤する姿を描いた心理スリラーです。

こんなに親密な裏切り者の視聴率推移

回次全国視聴率
1回5.6%
2回4.7%(最低)
3回5.8%
4回5.5%
5回6.0%
6回7.6%
7回5.3%
8回6.9%
9回6.8%
10回9.6%(最高)

※データ出典:Nielsen Korea基準

初回は5.6%という視聴率でスタートした「こんなに親密な裏切り者」です。
2話の4.7%というのが自己最低視聴率になりますね。

その後も5~6%台の推移ですが、最終回10話では反発を見せ9.6%。
自己最高視聴率で有終の美を飾りました。

プロ野球中継の影響で、1度放送休止があったのが残念なところ。
結果、最終回10話が金曜日の放送となってしまいました。
金土の2夜連続放送で最終回を迎えていれば、もっと視聴率が上がっていたかもしれませんね。

※数字はニールセンコリア調べ

こんなに親密な裏切り者はつまらない?韓国でのリアルな評判と評価

今作は犯罪、スリラー、ミステリー、サスペンス、家族、社会告発などのジャンル。
単なるサスペンスの枠を超え、演出と脚本が緻密に絡み合うウェルメイドな仕上がりは、韓国内でも「映画のような重厚感」と熱烈な支持を集めました。

最大の見どころは、やはり大物ハン・ソッキュと新星チェ・ウォンビンによる一歩も引かない心理戦です。
ハン・ソッキュは言うまでもないのですが、無名に近いチェ・ウォンビンも素晴らしい演技を見せて高評価です。

ストーリーの方も単なる犯人捜しだけでなく「なぜ信じられなかったのか」という人間の深層心理を深く掘り下げる展開。
ここにスリラーとしての知的な面白さもあり、緻密な脚本と評価されるところ。

ながら見を許さない緊張感と演出のトレードオフ

しかし、良い評価ばりではありません。
緊張感のあるストーリーは、見ていて疲れるという声があります。
そもそも夜間や薄暗い照明のシーンばかりなので、単純に見にくいという声も。(制作陣が意図的に暗くしている)

「ながら見」を許さないほどの緊張感が続くため、視聴にはかなりのエネルギーを要します。
リラックスして楽しみたい夜には、正直おすすめできない作品と言えるかもしれません。

ハン・ソッキュが髭の長さまで計算した執念の役作り

今作はハン・ソッキュの異常なまでのディテールのこだわりが話題になりました。
制作発表会にてハン・ソッキュ自身が語った役作りとして、精神的に追い詰められた父親の心理状態を表すために、髭の剃らない日を決め、髭の伸び具合まで計算して撮影に挑んでいます。
髭の質感や白髪の交じり具合まで計算して役作りに込めていたというのだから驚きです。

娘役のチェ・ウォンビンもハン・ソッキュに一歩も引かない演技で、キャラクターに説得力を持たせました。
そこにミステリードラマとしての緻密な脚本。
演出と脚本の妙により、視聴者は最終話直前まで「娘が本当に犯人なのか」という疑念を拭えない展開が続きます。

作品性の高さは評価される一方で、=面白いかと言えば、必ずしもそうではないでしょう。
見る人を選ぶドラマなので、倍速視聴でササっと見る人には合わないドラマでしょうね。

脚本公募から生まれるクオリティと実力主義の層の厚さ

ちなみに脚本のハン・アヨン作家はMBCの脚本公募で優秀賞を受賞した新人作家です。
新人作家がハン・ソッキュという韓国を代表する大物俳優が主演を務めるドラマの脚本を書いていて、しかも高評価を得ている。

こうして高い実力を持った作家やプロデューサーがどんどん出てくるから、韓国ドラマはクオリティが高くなる。
長年同じ監督&脚本家が制作を担当している日本のドラマ界も、若い人材がどんどん出てくるようになればいいですね。

ウォッチャーと比較して見える心理戦と演出のアプローチ

ハン・ソッキュ主演の本格サスペンスとして真っ先に比較対象となるのが、2019年のOCNドラマ「ウォッチャー 不正捜査官たちの真実」です。
「ウォッチャー」が悲劇的な事件によって人生を狂わされた者たちが「警察内部の不正を暴く監視者(ウォッチャー)」となり、組織の裏に潜む悪を追う重厚な警察サスペンスだったのに対し、今作は「最愛の娘が殺人犯かもしれない」という極めて個人的で内省的な疑念と対峙する心理スリラーとなっています。

どちらもハン・ソッキュの圧巻の演技力と、人間の多面性や「信じることの難しさ」をテーマに据えていますが、「ウォッチャー」が組織の闇や入り組んだ陰謀を解き明かす知的なスリルを提示したのに対し、「こんなに親密な裏切り者」は親子の断絶や沈黙の気配といった言葉にならない緊迫感を映像美で魅せるアプローチをとっています。

警察組織の思惑が交錯するスリリングな心理戦と捜査劇を楽しみたいなら「ウォッチャー」、一人の父親として逃げ場のない疑念に苛まれる極限の心理描写を味わいたいなら今作、という明快な見どころの違いがあります。

「暗くて重厚。だからこそ刺さる本格ミステリー!」と語るブログ筆者の分身・白黒タキシード猫。ドラマ「こんなに親密な裏切り者」の重厚な完成度と万人受けの難しさを天秤にかけた独自の視聴体験・分析結果を示し、記事の評価を視覚的に補完するイラスト。

アトリエの独り言

ドラマ全体のトーンを統一させるため、照明まで暗く統一されています。
暗い演出に緻密な脚本も加わり、圧倒的な緊迫感が没入度を高めると話題に。
逆に気楽にドラマを楽しみたい人にとっては、精神的に疲れるので向かない作品。
MBCドラマとしては比較的高視聴率だったのですが、大衆性には欠けると言えます。

実際、日本の口コミを見ても厳しい声が目立ちますからね。
日本の主要レビューサイトやSNSでの反応を追ってみると、評価を下げている層の理由が非常に明確です。
キャスト目的のライト層ではなく、純粋にサスペンス作品として期待した層から「とにかく暗い」「テンポが重くて疲れる」という声が上がっています。

おすすめはしにくいところがあるドラマなのですが、重厚なドラマが好きな人は見てみるのも良いドラマですね。
個人的には韓国での評判を重視するので、視聴するべきと思う作品。
ただ、作品としての完成度の高さと、誰にとっても面白いかは別問題。
だからこそ、万人にはおすすめしにくいのが正直なところですね。

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