帝王の娘 スベクヒャン視聴率推移と評価!打ち切りでも名作の理由 - 韓流アトリエ~気になるニュースとドラマ、視聴率や評価を読み解く~
最新の韓国ニュースを独自の視点で。視聴率やドラマへの厳しい声も、忖度なしの言葉で綴ります。

帝王の娘 スベクヒャン視聴率推移と評価!打ち切りでも名作の理由

帝王の娘 スベクヒャン視聴率推移と評価!打ち切りでも名作の理由

偽りの妹と運命を奪われた姉が繰り広げる切ない愛と復讐の物語

2013年から2014年にかけてMBCで放送された韓国ドラマ「帝王の娘 スベクヒャン」です。
主演にソ・ヒョンジン、ソウ、チョ・ヒョンジェ、チョン・テス。

百済の武寧王の娘として生まれながら、運命の悪戯によって妹に王女の座を奪われたヒロインの壮絶な人生を描いた歴史ドラマですね。

帝王の娘 スベクヒャンの視聴率推移

回次全国視聴率
1回7.5%
2回7.3%
3回6.7%
4回6.5%
5回5.6%(最低)
6回7.1%
7回7.1%
8回8.2%
9回7.4%
10回6.6%
11回6.1%
12回6.9%
13回5.6%(最低)
14回7.0%
15回7.7%
16回7.1%
17回7.4%
18回6.1%
19回8.0%
20回7.3%
21回7.3%
22回7.6%
23回7.6%
24回8.7%
25回8.2%
26回8.3%
27回8.1%
28回7.5%
29回8.8%
30回8.0%
31回7.6%
32回5.7%
33回8.6%
34回8.7%
35回7.6%
36回8.1%
37回7.9%
38回8.5%
39回8.7%
40回8.6%
41回8.8%
42回7.7%
43回8.6%
44回9.7%
45回9.2%
46回9.6%
47回8.2%
48回9.7%
49回10.0%
50回9.0%
51回9.1%
52回8.4%
53回8.8%
54回9.2%
55回9.0%
56回8.9%
57回9.2%
58回9.5%
59回9.6%
60回10.3%
61回10.2%
62回9.1%
63回10.6%
64回9.6%
65回8.9%
66回10.4%
67回10.2%
68回9.0%
69回9.6%
70回8.4%
71回9.3%
72回10.5%
73回9.9%
74回10.2%
75回8.9%
76回10.3%
77回11.1%
78回9.7%
79回9.7%
80回9.2%
81回9.0%
82回9.8%
83回9.1%
84回10.8%
85回10.6%
86回10.0%
87回10.1%
88回10.0%
89回9.1%
90回9.1%
91回10.6%
92回11.5%
93回10.7%
94回10.9%
95回11.6%
96回10.8%
97回10.8%
98回11.4%
99回11.8%(最高)
100回11.4%
101回10.5%
102回10.7%
103回9.8%
104回11.0%
105回11.5%
106回11.7%
107回11.4%
108回11.6%

※データ出典:Nielsen Korea基準

初回は7.5%という静かなスタートを切った「帝王の娘 スベクヒャン」です。
5話、13話の5.6%が自己最低視聴率となりますが、序盤は苦戦した視聴率です。

ですが作品の面白さが口コミで広がり、60話で初の二桁突破。
終盤は二桁推移となり、99話で自己最高視聴率11.8%。
最終回108話は11.6%となっています。

本来は120部作の予定が、期待ほどの視聴率を残せなかったこともあり108話で早期終了。
ソチ五輪があったので編成の都合もあったのですが、打ち切りとなったのは残念なところです。

※数字はニールセンコリア調べ

帝王の娘 スベクヒャンはつまらない?韓国でのリアルな評判と評価

今作は時代劇、ロマンス、復讐、愛憎劇のジャンルになります。
韓国では放送前、ドロドロの愛憎劇や出生の秘密を盛り込んだ典型的なマクチャンドラマだと思われていました。
しかし蓋を開けてみると、詩的で品格のあるセリフ回しや、緻密なストーリー構成に絶賛の声が上がりました。

特に初主演を務めたソ・ヒョンジンの演技が見事でした。
これまでの時代劇ヒロインにはない泥臭さと逞しさが素晴らしいです。

ソ・ヒョンジンといえば「モッパン(美味しそうに食べるシーン)」が有名ですが、その原点とも言えるのが今作です。
美化された王女像ではなく、泥にまみれて豪快に食べる姿が「今までにない泥臭いヒロイン」として視聴者の心を掴みました。

中盤で離脱者が続出?妹ソルヒの暴走とイライラ展開の真相

一方で、中盤の展開に対して「少しつまらない」「強引すぎる」という厳しい意見も出ています。
今作で最も視聴者の好みが分かれ、脱落の要因になりやすいのが、妹ソルヒの暴走パートです。
嘘に嘘を重ねて王女の座に収まったソルヒが、手紙一枚で宮殿に入り込み、周りの人間を振り回す展開が中盤に長く続きます。

「なぜこんな見透かされそうな嘘に誰も気づかないのか」「周りの重臣や王様がバカに見えてしまう」と、視聴中にそんなストレスを感じる時期があります。
後半で見事に伏線が回収されるとはいえ、リアルタイムで追っていた視聴者が離脱してしまったのも納得がいくイライラ展開の長さでした。

打ち切りによる結末への影響と視聴者の評価

そして避けて通れないのが12話短縮による影響です。
脚本家のファン・ジニョン作家が見事に伏線を回収して綺麗な結末にまとめたため「駄作」にはなりませんでした。

とはいえ、序盤から壮大な歴史スペクタクルを期待して観ていた視聴者からすると、「最後にあっさり小さくまとまってしまった」「もっとスケールの大きな戦いが見たかった」という物足りなさが残る結果となりました。

引き算の美学が光る洗練された映像と音楽

実はMBCの過去作(「善徳女王」や「階伯」など)の衣装やセットが再利用されているのは、昔からの韓ドラファンならピンとくるポイント。
本来なら「またこの衣装か」と没入感が削がれがちなところですが、今作は光と影を巧みに使ったライティングと緻密なカメラワークで、そのチープさを一切感じさせません。

ソ・ヒョンジンの歌声も話題!心揺さぶるOSTと計算された音楽演出

また、劇中で流れる音楽の使い方が素晴らしいですね。
ドラマのOST(BGM)といえば、盛り上がる場面で、大音量で流すのが一般的ですが、今作は曲をかけるタイミングと引き算(無音)のバランスが絶妙です。
登場人物の感情が溢れ出る「ここしかない」という絶妙な瞬間に、あの切ないOSTのイントロがスッと入ってきます。

POPバージョンからソ・ヒョンジン自身が歌う切ないバージョンまで存在しますが、単なる背景音楽ではなく「登場人物の言葉にならない心の叫び」として音楽が機能しています。
見終わった後も、ふとした瞬間にあのメロディが脳内に流れてくるほど強烈な余韻を残す、計算し尽くされた音楽演出と言えます。

豪華絢爛な奇皇后と比較して見える人間ドラマの深み

同じ2013年に放送され、大ヒットを記録したハ・ジウォン主演のドラマ「奇皇后」です。
「奇皇后」が豪華なセットと壮大なスケールで運命に立ち向かう女性を描いたエンタメ性の高い大作だったのに対し、今作は人の心理や感情の機微をじっくり描いた作品です。

奇皇后の評価と視聴率まとめ!歴史歪曲論争を跳ね返した傑作の魅力

韓国ドラマ「奇皇后」はつまらない?最高視聴率29.2%を記録した全話推移や、放送前の歴史歪曲論争、現地でのリアルな評価を徹底解説!「トンイ」との決定的な違いや魅力も分析しています。視聴に迷っている方はぜひ参考にしてください。

韓流アトリエ~気になるニュースとドラマ、視聴率や評価を読み解く~

どちらも運命を狂わされた女性の成長と戦いを描いていますが、「奇皇后」が華やかな愛憎劇だとしたら、「帝王の娘 スベクヒャン」は文学的な深みを感じさせる名作ですね。
派手なアクションや派手な演出は少なくても、セリフの一つひとつが心に深く刺さる作りになっています。

王の娘スベクヒャンの中盤で離脱しそうな読者へ、アトリエ猫が伏線回収とソ・ヒョンジンの演技力を理由に「後半までの保留」をアドバイスするイラスト。打ち切り評価に惑わされず完走を勧める独自視点を表現。

アトリエの独り言

長編ドラマゆえの、ストーリーテンポの遅さや中だるみも指摘されるドラマです。
ですが、打ち切りと聞いてイメージするような悪い評価のドラマではありません。

脚本を担当したファン・ジニョン作家は、10年後の23年に「恋人」を大ヒットさせました。
このことも今作の早期終了が惜しまれる原因となっていますね。

「ラブコメの女王」ソ・ヒョンジンの原点!日本でも評価が高い理由

ちなみに、今でこそ「ラブコメの女王」と呼ばれるソ・ヒョンジンですが、当時は女優としてのブレイク前になります。
日本でも今作をきっかけに、ソ・ヒョンジンのファンになったという声も非常に多いですね。
「オ・ヘヨン」や「キム・サブ」と言った彼女の出世作を見た視聴者が今作を見て、その演技力の高さに改めて驚くというパターンも定着しています。

日本では打ち切りの影響も感じさせない脚本も好評で、ストーリーの満足度も非常に高いドラマとして評価されています。
難点としては10年以上前のドラマなので、さすがに映像が古く見えてしまう点です。
ですが、キャストやジャンルが好きなら、いまから見ても楽しめるドラマでしょう。

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