255億勝訴とNewJeansの現実。ダニエルの離脱、そして分かれた5人の選択
2026年2月12日にK-POP界の勢力図を塗り替えるような判決が下されました。
ソウル中央地裁は、HYBEに対しミン・ヒジンへ約255億ウォンの株式売却代金(プットオプション)の支払いを命じる完全勝訴の判決を言い渡しました。
とはいえ、この巨額の賠償金確定という判決の影で、直視しないといけない現実も。
ミン・ヒジンと固い絆で結ばれていたNewJeansのメンバー5人が、それぞれ異なる決断を下したということです。
司法が全否定した経営権奪取の主張
まず、今回の勝訴というのは、裁判所がHYBE側の主張を「重大な義務違反には当たらない」とした点です。
HYBEは、ミン・ヒジンがADORの独立を画策したことが契約解除の理由だと主張してきました。
しかし、判決では「独立の議論は、親会社であるHYBEの不適切な干渉に対する自衛的な動き」と見なされました。
結果として、255億ウォンの権利が認められただけでなく、彼女がこれまで訴えてきた「アルバム押し売り問題」などのK-POP業界の慣習に、法的な光が当てられた形になりました。
※日本でいうと握手券目当てでCDを大量に買い、結果として廃棄CDが増え、チャートも上位を偽装できる「見せかけの成功」に似た慣習
背信者ではない。255億が切り拓くミン・ヒジンの「第二章」
ちなみにミン・ヒジンが255億ウォンを手にすることで、彼女の新会社「Ooak Records」を運営する軍資金ができた形になります。
また「彼女は経営権を奪おうとした背信者ではない」と法的に認められたことで、何も後ろめたいことはなくアーティストの育成、プロデュースができますね。
分かれた5人の現在地。残留、離脱、そして協議
結局のところ、1番気になるのは255億の行方以上に、メンバー5人の未来です。
彼女たちの選んだ道は、あまりにも残酷で現実的でした。
残留、復帰、そして離脱。5人の絆を切り裂いた「現実的な選択」
最も早く動いたのはヘリンとヘインです。
2人は2025年11月12日に「ADORと共に活動を継続する」という意思を公式に表明し、残留を確定させています。
そしてハニも25年12月末にADORの復帰を決め、活動継続を発表しました。
一方でダニエルは2025年12月29日に専属契約の解除が通知され、事実上のNewJeans離脱が確定。
それだけでなく、ADOR側から巨額の損害賠償訴訟が提起されており、法的な泥沼化が避けられない状況です。
最後の一人、ミンジの沈黙
そして5人の中で唯一、去就が確定していないのがミンジです。
現在もADOR側との協議を継続しており、ミンジの判断がNewJeansに大きな影響を与えるかもしれません。
とはいえ、ダニエルが泥沼化しているので、ミンジも復帰を選ぶしかなさそうに思えますが・・・。
255億でも埋められない「名前」の溝
今回のミン・ヒジンの勝訴が「グループの完全復活」に直結するわけでありません。
255億という巨額の支払いを命じられたHYBEが、判決直後に控訴を表明した事実は、彼らに「和解」という選択肢がないことを物語っています。
これにより、商標権を巡る譲歩や、「NewJeans」という名前の使用許可は、より遠のいたと言えるのかもしれません。
ADORに残留したメンバーは、これからも「NewJeans」を名乗り、NewJeansのメンバーとして活動できます。
ですが、そこにはもうダニエルの姿はありません。※現時点でも公式的に元メンバーということになる
NewJeansダニエル何があった?解雇に巨額訴訟の真相を徹底解説
NewJeansダニエル何があった? 45億円(431億ウォン)という巨額の損害賠償と、ADORからの契約解除通知の全貌を解説します。 2月12日の判決を前に、泥沼化した訴訟の算出根拠やメンバー分断の現状をアトリエ独自の視点で分析。 最新情報を今すぐチェック。
韓流アトリエ〜気になるニュース、私なりの読み解き〜名前は守れても中身は「別物」になる懸念
そして新天地を選んだダニエルやミン・ヒジンが再び5人で集まろうとしても、「NewJeans」という名前を使うことはできません。
(そもそも他の4人のメンバーも事務所を離れようとすれば、ダニエルと同じように巨額の損害賠償訴訟が起こされるでしょう)
今回の勝訴はあくまでも「ミン・ヒジン個人の権利」を守ったものであり、グループが元の形でカムバックする道が見えたわけではありません。
4人でNewJeansとしてカムバックするにしても、そこにはミン・ヒジンPDの姿はありません。
4人になった上にプロデューサーも変わるのですから、まったく別の雰囲気のグループになっているかもしれません。
アトリエの独り言
現在、離脱したダニエルに対して提起されている損害賠償額は431億ウォン。
もし他のメンバーが彼女の後に続こうとすれば、同じように巨額な賠償金と、何年も続く法廷闘争という道を歩むことになりそうです。
「NewJeans」という名前を捨て、巨額の負債を背負ってでも自由を選ぶのか。
それとも法的なリスクを回避し、「NewJeans」の名前を守るために今の事務所で活動をするのか。
5人(ミン・ヒジンを入れれば6人)の絆が強ければ強いほど、この法的な「鎖」は彼女たちの心を鋭く締め付けているはずです。
正直、どのような結果になっても、ファンが満足する形にはなりそう気がする。
元通りの形でカムバックできる可能性はほとんどゼロなので・・・。
せめて、メンバーだけでも5人元通りになれば、ファンの気持ちも違ってくるのですが。