アトリエの独り言
ワーキングママが直面する理不尽さを描いた社会風刺もあるドラマです。
重たいテーマを扱いながらも、コメディドラマとして暗いだけではない作品。
ただし、短いドラマながらも中盤はよくある展開の繰り返しで、中だるみも指摘されています。
素材が素材なので、同じ悩みを持つ日本のワーキングママも多いでしょう。
ワーキングママが共感できるという評価なので、同じ境遇の方は見てみるのも良さそうです。
僕は男なので、本当の意味で共感することができません。
同じ悩みを持つ日本のママたちが、この残酷な設定をどう受け止めるのか気になるところですね。
7年のブランクを埋めるために差し出された残酷な契約
23年にtvNで放送された韓国ドラマ「伝説のインターン コ・ヘラ」です。
主演にラ・ミラン、オム・ジウォンら。
キャリアを諦めたくない女性たちが直面する厳しい現実を、時にコミカルに、時に鋭く描いたオフィスドラマですね。
伝説のインターンの視聴率推移
初回は2.42%という視聴率でスタートした「伝説のインターン」です。
1話が自己最低視聴率という良い傾向。
2%台の推移でしたが、最終回6話で反発を見せ自己最高視聴率3.64%を記録。
有終の美を飾りました。
6話と短いのは、元は動画配信サービスTVINGのオリジナルドラマだから。(つまりウェブドラマ)
テレビ放送は月曜日の週1放送だし、視聴率は出にくそうなものですが・・・。
それでもケーブルテレビで3%台を記録したのは、合格点と言いたいところです。
※数字はニールセンコリア調べ
伝説のインターンの韓国での評価
今作はオフィス、ヒューマン、コメディジャンルになります。
原題は「残酷なインターン」で、韓国社会で大きな課題となっている「経断女(経歴断絶女性)」がテーマになっているドラマです。
つまり、結婚や育児などでキャリアが断絶し、社会復帰が難しくなった女性ですね。
その経断女の苦悩をリアルに描いた点が高く評価されています。
ラ・ミランの親近感あふれる演技が、ワーキングママや再就職を目指す人の共感を誘いました。
共感の限界を超えた過酷な条件とオフィスドラマの既視感
しかし、共感できるばかりではありません。
主人公が正社員になるための条件として提示されるのが「同僚を退職に追い込む」というもの。
いくら社会の厳しさを描いたコメディドラマとはいえ、共感しにくい重たい設定だと批判も多いです。(原題が「残酷なインターン」なだけはある)
また職場内の嫌がらせや派閥争いが、よくあるオフィスドラマと似た展開だったのもマイナス要素。
社会派ドラマとしてのリアリティにも欠け、終盤は無理やり都合のよい展開にした感じを受けるのも残念な評価を受けています。
経断女が抱える自分という名前を失う恐怖と再就職の壁
今作のポイントはやはり「経断女」というテーマになります。
キャリアを絶たれた女性の過酷な現状を容赦なく描いている点ですね。
重たいテーマですが、それでもラ・ミランのコミカルな演技もあり、エンターテイメントとして面白味もある作品に。
「育児に専念した7年の間に自分の居場所がなくなってしまった」という悩みは日本でもあることでしょう。
韓国ドラマを見ていると母親キャラは「○○ちゃんのママ」という呼ばれ方をされています。
そのような呼ばれ方しかされなくなり焦るキャリアウーマンというのも、リアリティを感じるところ。
オム・ジウォンが体現するキャリアウーマンの系譜
ところで、今作でチェ・ジウォンを演じているオム・ジウォンは「パンドラの世界」で、出産、育児に悩むキャリアウーマンを演じていました。
パンドラの世界のヒョンジン(オム・ジウォン)は、仕事を諦めきれず、育児よりも仕事を取ったような形になっていましたが・・・。
ジウォンはヒョンジンを彷彿させるようだ。
伝説のインターンのOSTまとめ
チェ・ユジョン(Weki Meki)「Break It Down」
キム・ヨンジュン「Cheers!」
Coldin「I’m Fine」
BROTHER SU,キム・ジナ「Shall We Dance」