兄の復讐か、あるいは愛ゆえの狂気か
韓国ドラマ「ブラインド」で、和食店のオーナーシェフとして洗練された姿を見せていたチャールズ(イ・ジュンス)。
イ・ジュンスを演じているのはオ・スンユン。
かつて希望福祉院で命を落とした24番イ・ヒョンスの弟であることが明かされました。
復讐劇の共犯者であるジュンスですが、その動機は謎のまま・・・。
兄の遺志を継ぐにはあまりに遠い記憶
イ・ジュンス本人は希望福祉院の地獄を経験しているわけではありません。
そして、兄ヒョンスが亡くなったのは20年以上も前のことであり、幼かった彼が連続殺人に加担するほどの憎悪を抱き続けるのは不自然です。
彼の復讐の動機は「兄への復讐」という大義名分ではなく、他の感情に動かされていたと見るのが自然でしょう。
彼はソンフンとユンジェが仲間割れした際に「ユンジェが仲間から外れるなら復讐劇に参加しない」という話もしていました。
ブラインド チョン・ユンジェの正体とパク・チビンが魅せた狂気の深淵
韓国ドラマ「ブラインド」の連続殺人犯チョン・ユンジェを徹底分析。 パク・チビンが魅せた狂気と、物語のモデルとなった実在の「兄弟福祉院事件」の凄惨な真実に迫ります。 ドラマの背景を知れば、復讐劇の重みが変わります。 今すぐ衝撃の考察をチェック。
韓流アトリエ〜気になるニュース、私なりの読み解き〜ユンジェへの献身が示唆する秘められた想い
イ・ジュンスと言えば、登場時からチョン・インソン(チョン・ユンジェ)に対して好意を感じるような演出がされていました。
もらった包丁を大切に持ち、警察に捕まりそうだったユンジェを庇って身代わりで捕まったこともあります。
最終的にはフグの毒を口にして、自ら命を絶ってしまったジュンス。
同じく死亡したユンジェの後を追ったという表現が正しい結末です。
彼の性的志向について明確な説明はされていません。
ですが、同性愛者である可能性が高く、友情というよりも愛情で動いていると見ざるを得ません。
ウンギと仲良くするユンジェを見て嫉妬の表情を浮かべていたこともありますしね。
ユンジェ自身の孤独と共犯関係の闇
そうなると気になるのは、実行犯であるユンジェの心情です。
作中では被害女性に性暴行の跡がなかったことが強調されていたし、ユンジェが共犯者のソンフンに執着ともとれる強い感情を見せていました。
ユンジェもまた、同性愛者である可能性も高そうに見えます。
もしかしたら単なる共犯者ではなく、カップルのような関係だった可能性もありますね。
曖昧な動機と制作側のジレンマ
いずれにしても、イ・ジュンスの動機が説明不足だった点が残念なところ。
性的志向はデリケートな問題ですから、そう簡単に表現ができるものではないのかもしれません。
「兄弟福祉院事件」という衝撃的な実話をモチーフにしたドラマなのに、BLファンが付くようなドラマになるのも困りものですしね・・・。
※兄弟福祉院事件は1970年代から80年代にかけて実際に行われた凄惨な人権蹂躙
本筋とは関係のないところで悪役人気が出るのも制作側の本意ではないでしょうし。
アトリエの独り言
視聴者としては2人の関係性が気になるところですし、あれこれと想像もしてしまうところです。
ユンジェの気持ちはともかく、ジュンスに関しては同性愛者である可能性が高そう。
ユンジェのソンフンへの強い思いは、その境遇を考えれば理解できるところです。
なにも同性愛であるとは限らないでしょう。
ユンジェのジュンスへの思いは、描写が少ないのでハッキリとしたことはわかりませんね。