カンテクの評価と視聴率推移!日本での評判が低い理由を徹底分析 - 韓流アトリエ~気になるニュースとドラマ、視聴率や評価を読み解く~
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カンテクの評価と視聴率推移!日本での評判が低い理由を徹底分析

カンテクの評価と視聴率推移!日本での評判が低い理由を徹底分析

王妃の座をめぐる命がけの宮廷サバイバルロマンス

2019年から2020年にかけて韓国のTV朝鮮で放送されたドラマ「カンテク~運命の愛~」です。
主演にチン・セヨン、キム・ミンギュ、イ・シオン、ト・サンウ、イ・ヨルム。

双子の姉を殺した犯人を見つけるため、あえて王妃を選ぶ「カンテク」に挑むヒロインと、死から蘇った若き王の愛を描いたファンタジー時代劇です。

カンテクの視聴率推移

回次全国視聴率
1回2.557%
2回2.873%
3回2.556%(最低)
4回3.642%
5回3.328%
6回4.266%
7回3.355%
8回4.143%
9回3.986%
10回4.248%
11回2.846%
12回4.075%
13回4.537%
14回4.577%
15回4.237%
16回6.348%(最高)

※データ出典:Nielsen Korea基準

初回は2.557%というTV朝鮮としては悪くないスタートだった「カンテク~運命の愛~」です。
3話の2.556が自己最低視聴率になりますね。
その後は3~4%台で推移し、最終回16話で自己最高視聴率6.34%を記録し有終の美を飾りました。

6.34%というのは、当時TV朝鮮のドラマとしては歴代最高の視聴率でした。
それまでの最高視聴率は「不滅の恋人」の5.6%。
こちらも同じくチン・セヨンが主演を務めた時代劇です。

※数字はニールセンコリア調べ

カンテクはつまらない?韓国でのリアルな評判と評価

今作はロマンス、フィクション時代劇のジャンルになります。
カンテクというのは「王妃を選ぶ儀式」になるのですが、それを現代のアイドルオーディション番組のように演出したのが特徴的です。
宮廷版のサバイバルオーディション番組を見ているようなわくわく感があり、他の時代劇ドラマにはない魅力があるドラマ。

ヒロイン役のチン・セヨンも単に守られるだけの受動的なキャラクターではありません。
「自分の力で運命を切り開いていく戦闘型のヒロイン」で、現代の女性視聴者層にウケが良いポイントですね。
王の庇護を待つだけでなく、自ら罠を仕掛けて敵を追い詰める姿は、現代のサバイバル番組を勝ち抜くアイドルのような爽快感があります。

中盤に訪れるサツマイモ展開とヒロインの行動への違和感

テンポよく進む前半に比べ、中盤からはストーリーの足取りが重くなります。
敵の妨害とヒロインたちの対応がパターン化してしまい、同じような展開が繰り返されてしまいます。
韓国ではもどかしい展開をサツマイモ展開と言いますが、まさにその苦しい状態が続いてしまいました。

とはいえ、終盤にはスッキリする展開が待っており、スピード感も戻ってくる。
最終回で自己最高視聴率を記録したことからもわかるように、最後は目が離せない展開になっていきます。
苦しい展開もその伏線になるので、見終わった後の満足度が低いドラマではないですね。

夢と現実が交錯する王のロマンス

もう1つ、今作の大きな特徴は、王が予知夢を通じてヒロインの危機を知るというギミックです。
通常の時代劇であれば、家臣の報告や偶然によって事件が発覚しますが、今作は夢が重要な鍵を握っています。
この「予知夢」というファンタジー要素があることで、王が先回りしてヒロインを救おうとするものの、歴史や運命の強制力に阻まれるという、もどかしくも切ないロマンスが生まれています。

しかし、この予知夢の設定が後半の展開をマンネリ化させる原因にもなっています。
宮廷劇としての緻密な心理戦や、自力で切り抜けるスリリングさが少し薄れてしまうのが惜しいところになりますね。

不滅の恋人との比較で見るチン・セヨンの成長と演出の妙

カンテクと同じチン・セヨンが主演し、監督も同じキム・ジョンミンをという作品が「不滅の恋人」です。
「不滅の恋人」が2人の王子による1人の女性をめぐる激しい愛憎劇だったのに対し、今作はヒロイン自身が目的を持って宮廷に乗り込んでいく主体的なドラマです。
どちらも過酷な運命に翻弄される愛を描いている点は共通していますが、「不滅の恋人」がクラシカルで重厚な正統派時代劇の雰囲気を持つのに対し、「カンテク~運命の愛~」はよりエンターテインメント性が強い作りになっています。

チン・セヨンも前作で見せた「守ってあげたくなる儚さ」をベースに残しつつ、今作では復讐のために冷徹に計算を巡らせる、大人の女性としての鋭い眼差しが加わりました。
悲劇のヒロインから「ゲームの支配者」への成長が、前作を知るファンにとっても注目ポイントになりますね。

ブロガーの分身である白黒のタキシード柄の猫(アトリエ猫)が、デスクでパソコンを前に日韓のドラマ評価データを分析するイラスト。背後の本棚は赤と青で日韓のギャップを表現。「週2回放送の韓国と、一気見できる日本。視聴環境の違いが評価を大きく変える」という、執筆者の経験に基づく独自考察を示す台詞が入っている。

アトリエの独り言

中盤の展開に好みが分かれるところはありますが、トータルでの完成度は非常に高いドラマになります。
韓国の視聴者は週2放送で見ているので、テンポの遅さがより気になるでしょう。
現在の日本では一気見ができるので、ストーリーの中だるみも気になりにくい環境です。

カンテクの日本での評価が伸び悩む背景

ちなみに、日本での評価が思ったより低いですね・・・。
その理由として「キム・ミンギュが役に合っていない」という指摘が多くみられます。
日本の視聴者から役に合っていないと評される背景には、日本の韓ドラファンにある「王道ヒーロー像」とのギャップがあると分析しています。(あるいは単純にルックスの問題か)

日本で韓国ドラマの口コミといえば、俳優ファンが評価を底上げしていることが多いです。
しかし、肝心の男主人公の魅力が伝わりにくいようでは、評価がイマイチになってしまいますね・・・。

個人的には韓国での評判を重視するのですが、韓国では興行成功したヒット作になります。
これまで書いてきたように、「予知夢」という設定の賛否や、脚本の中だるみなど賛否はあるところです。
これらマイナス要素を知ったうえでジャンルやキャストが好きで気になるなら、見てみると良いドラマですね。

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