親の愛かそれとも富か。人生を賭けた究極の選択
22年にMBCで放送された韓国ドラマの「ゴールデンスプーン」です。
主演にユク・ソンジェ、イ・ジョンウォン、チョン・チェヨン、ヨヌ。
原作は同名の人気ウェブトゥーンになります。
貧しい家庭に生まれた少年が、不思議な金のスプーンを手に入れたことで、富豪の息子と人生を入れ替えるというファンタジードラマ。
ゴールデンスプーンの視聴率推移
前作の「ビッグマウス」が最終回で13.7%という高視聴率を記録していたこともあり、良い流れがありました。
「ゴールデンスプーン」も5.4%という良い数字でスタートを切っていますね。
中盤の8話で4.6%という自己最低視聴率を記録しましたが、その後は盛り返し、11話で自己最高視聴率7.8%を記録。
最終回16話は6.0%という結果になりました。
放送当時は「わずか1000ウォンの弁護士(最高視聴率15%台)」という大ヒットドラマが競合という不運。
その影響を受けながらも、大きく数字を落とさなかったのは良い傾向。
若いキャストが中心のドラマとして、マニア層を形成したと言えそうです。
※数字はニールセンコリア調べ
ゴールデンスプーンの韓国での評価
今作はミステリー、ファンタジー、ロマンス、復讐、犯罪など。
単なる入れ替わりではない独特な世界観で没入度も高かったと言われるドラマですね。
二転三転するストーリー展開は、次はどうなるのかという期待感を持たせるものだったようです。
ファンタジー設定がしっかりとしており、ハラハラとする展開だったようですね。
とはいえ、ナムウィキやメディアでは、ストーリーが進むにつれて肝心の主人公のエピソードが薄くなったという指摘があります。
サブキャラクターのエピソードが増え過ぎたというのはマイナス要素になりかねません。
また、作中での犯罪行為に対して主人公が罪悪感をあまり見せない点も、批判の声があります。
これもピカレスクジャンルだと思えば仕方がないところではありますが・・・。
ロマンスもこれと言った特徴がなかったようですね。
キャスティングの先入観を覆した演技力
個人的に気になったのが、主演4人のうち3人がアイドル出身という点です。
※ユク・ソンジェ(BTOB)、チョン・チェヨン(DIA)、ヨヌ(MOMOLAND)
となると、どうしても「アイドルドラマ」という色眼鏡で見られがちなキャスティング。
ですが、ふたを開けてみれば俳優としての評価は非常に高いものになったようです。
ユク・ソンジェはもちろんのこと、イ・ジョンウォンやヨヌも、複雑な生い立ちや欲望を持つキャラクターを見事に消化したようですね。
「冬ソナ」のレジェンドが参戦。ベテランの技とマンネリの狭間で
ちなみに脚本を担当したのが「冬のソナタ」を手掛けたベテラン作家(キム・ウニ&ユン・ウンギョン)とのことで。
単なる若者向けのドラマではない脚本になったようですね。
冬ソナとはまったく違うジャンルですが、そもそも韓国で20年前の作家が活躍しているというのも凄いな。
とはいえ、素材が新鮮なだけで展開としてはよくあるパターンという厳しい声もあります。
いろいろな要素を詰め込んだ結果、メインストーリーが薄くなったとの声もある。
ロマンスについてもよくあるパターンだったのは、先に話した通りです。
ゴールデンスプーンのOSTまとめ
ミン・ギョンフン「The Time is Now」
キム・イェジ「Answer」
ケビン・オ「You’re the only one (Male Ver.)」
Harryan Yoonsoan「You’re the only one (Duet Ver.)」
O.WHEN「Be there (Male Ver.)」
기뮤「Be there (Female Ver.)」
RIO「Someday I will」
Sondia「Lost」
ヨンジェ(GOT7)「On My Way」
SOYOU「Only You」
チョン・サングン「Falling」
イ・ソジョン「보고싶은 그대가」
アトリエの独り言
「ゴールデンスプーン」は、現代社会の格差や欲望というテーマを、ファンタジーという形でうまくまとめたドラマになったようです。
単に「お金持ちになりたい」という夢を見せるのではなく、何かを得るために何を捨てるのかという「選択の重さ」も作品のテーマとして描かれたように感じます。
盛り込みすぎという指摘が気になるところで、そこが好き嫌いの分かれるところでしょうね。
そこへきてアイドルキャスティングなので、色物ドラマに思われてしまうのは無理もないところかも・・・。
認知度が低めの若手キャスティングではありますが、視聴率興行は良い成果を収めたドラマです。
大衆性はありそうなので、キャストが好きなら見ても楽しめそうなドラマですね。