5人再結成が「デリケートすぎる」本当の理由と現在のリアルな関係
ジェジュンがNewsenのインタビューで語った「東方神起の再結成」という言葉が、いま大きな話題を集めています。
「やりたいからといって、できることではない」
「僕が言及するにはあまりにもデリケートな問題」
かつて絶大な人気を誇った5人組の東方神起が、なぜ現在もここまで言葉を選ばなければならないのか・・・。
当時の泥沼を知らない世代にとっては、「仲が悪いわけじゃないなら、また集まればいいのに」と思うかもしれません。
ですが、東方神起が歩んできた歴史には、単なるメンバー間の感情だけでは片付けられない「大人の事情」が存在します。
「インタビュー」③ #キム・ジェジュン、「#東方神起」再結成は“簡単な話ではない”…ファンの思いにも言及#ジェジュンhttps://t.co/UrePVdkRT8
— Korepoコレポ (@Kkorepo) June 16, 2026
分裂の引き金となった「奴隷契約」と化粧品ビジネス
当時、リアルタイムでこの騒動を見ていた身としては、K-POPブームの裏で起きたこの空中分解はまさに激震でした。
すべては2009年まで遡ります。
当時、日本のK-POPブームを支え、韓国でもトップに君臨していた東方神起ですが・・・。
ジェジュン、ジュンス、ユチョンの3人が、所属事務所であるSMエンターテインメントに対して、専属契約の効力停止を求める訴えを起こしたのです。
この騒動の背景には、大きく分けて2つの問題がありました。
それが「13年という超長期契約(通称:奴隷契約)」そして「あまりにも不透明だった収益分配」です。
世界的大ヒットの裏で深まる溝。2人と3人に分かれた決定打
当時の韓国アイドル界では、デビュー時に10年を超える長期契約を結ぶことが珍しくありませんでした。
しかし、世界的なスターになっても待遇が改善されないことに、3人は疑問を抱くようになります。
さらに決定打となったのが、3人が独自に始めた「化粧品ビジネス」でした。
事務所を通さない副業を巡り、SM側と3人の溝は決定的なものとなり、最終的にグループは空中分解。
東方神起は事務所に残ったユノ、チャンミンの2人と、脱退した3人に分かれることになりました。
なぜ今も名前を出せない?「東方神起」という巨大な商標権の壁
SNSなどネットの書き込みでは「いまだに不仲だから集まれない」といった憶測が見られます。
ですが、本質はそこではありません。
東方神起再結成への最大の障壁は、「ビジネスと権利の壁」です。
現在も「東方神起」というグループ名やロゴの商標権は、すべてSMエンターテイメントが所有しています。
つまり、SMの許可なしに5人が「東方神起」としてステージに立つことも、音源をリリースすることも法律上不可能です。
地上波排除の歴史と現在の復帰。今なお続く元所属事務所との緊張感
脱退した3人はその後、JYJというグループを結成しました。
ですが、SMとの対立によって長年にわたり韓国の地上波テレビ番組への出演を制限されるという、過酷な時代を過ごしました。
2015年に通称「JYJ法」が施行されるなどの法的な動きや、十数年にわたる地道な活動の実績が実を結び、近年、ジェジュンやジュンスは韓国地上波番組への復帰を果たしています。
もし今、ジェジュンたちが安易に「また5人でやりたい」と発言すれば、それは商標権を持つSMに対して、世論を味方につけて圧力をかけているように受け取られかねません。
だから事務所側との不要な摩擦を避けるためにも、言葉選びには細心の注意を払う必要があるわけですね。
2人と3人の現在の距離感。不仲説の裏にある「守るべき場所」
気になるのは、現在のメンバー同士の関係です。
メンバー間の個人的な確執は、時の経過とともに変化しています。
実際にジェジュンは、ユノと偶然再会した際の様子をのちにメディアで明かしました。
番組内で東方神起の楽曲が流れた際に見せた愛おしそうな表情からも、メンバー個人の間に今も憎しみ合いがあるとは考えにくいのが現状です。
お互いの居場所への敬意と配慮
とはいえ、「守ってきたものの違い」という決定的なプライドが存在します。
ユノとチャンミンの2人は、3人が去った後も「東方神起」の看板を背負い、ファンのためにその場所を守り続けてきました。
一方で、脱退した3人は、茨の道を切り開きながらそれぞれのソロ活動や、ジェジュンとジュンスによる「JX」としての活動を確立させてきました。
お互いが現在のファンと、自分の居場所を大切にしているからこそ、過去の「5人の東方神起」に依存するような動きは、現在の東方神起(2人)への配慮に欠ける行為になってしまうのかもしれません。
避けては通れない現実。ユチョンが抱える個人の問題と世論の壁
最後に。
ファンの方は、最も単純な問題に触れていないことに違和感を抱いたかもしれません。
それは言わずもがな、ユチョンの個人的な問題です。
性的暴行疑惑、違法薬物使用での逮捕、そして一度は芸能界を引退するも、執行猶予中に引退撤回・・・。
現在のユチョンは韓国地上波メディアへの出演禁止処分を受けています。
仮に利権問題やメンバー間の問題がなくても、ユチョン個人の問題で再結成への道が極めて厳しいものになっています。
ファンが5人での再結成を望んだとしても、世間の目は厳しいので、他のメンバーも批判にさらされることになるでしょう。
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アトリエの独り言
ジェジュンが語った「僕だけの意見ではダメで、メンバーたちの意見も必要。現在の環境やそれぞれの事情がある」という言葉。
これは、決して再結成を拒絶しているわけではなく、むしろ誰よりも現実の厳しさを知っているからこその、誠実な回答と言えます。
「SMエンターテインメントとの権利関係」「2人で東方神起を守り続けてきたユノ、チャンミンへの配慮」、そして「ユチョンの現状と、それに対する世間の冷徹な目線」。
これらすべての問題を乗り越えるのは、ファンが想像する以上に簡単なことではありません。
ジェジュンは「やりたいからといって、できることではない」と、現実を直視した大人の回答をするしかなかったのだと感じます。