【第5世代K-POP】4大事務所のガールズグループ対決が激化!
第4世代(IVE、NewJeans、LE SSERAFIM、aespaなど)がトップを走り続ける中、K-POP界ではすでに次代の覇権をめぐる「第5世代ガールズグループ」の戦いが本格化しています。
特に注目すべきは、K-POPシーンを牽引する4大事務所(HYBE、YG、SM、JYP)が送り出した最新グループたちの直接対決です。
各事務所が自社の伝統や強みを再定義し、まったく異なるコンセプトと音楽性で真っ向勝負を繰り広げています。
今回は第5世代の覇権を争う4大事務所のガールズグループ「ILLIT」「BABYMONSTER」「Hearts2Hearts」「OURBIRTHDAY」の立ち位置と差別化ポイントを徹底比較します。
なぜ今4大事務所の直接対決なのか?第5世代をめぐる市場背景
第4世代のガールズグループが国内外のチャートを席巻し、市場がかつてないほどの飽和状態を迎える中で幕を開けたのが「第5世代」の覇権争いです。
これまでのK-POP界では、ある1つの成功フォーマット(強烈なガールクラッシュや自己肯定感メッセージなど)が生まれると、業界全体がその潮流に追従する傾向が強く見られました。
4大事務所が選んだ「原点回帰と差別化」の決断
しかし第5世代において4大事務所が下した決断は、「他社の真似を徹底的に排除し、自社のDNAと伝統を極限まで尖らせる」という完全な差別化路線です。
HYBEは徹底したデータ分析とSNSアルゴリズムの攻略に舵を切り、YGは原点であるヒップホップと生歌のフィジカル重視へと回帰しました。
SMは過度な世界観設定から距離を置いてクラシカルな美学を再構築し、JYPはストリートカルチャーと親しみやすい大衆性の融合を図っています。
4社がまったく異なる方向へ舵を切ったからこそ、第5世代のガールズグループ市場は単なる人気投票にとどまらず、事務所ごとの「絶対に譲れない育成の美学」がそのままぶつかり合う、まさに看板を背負った意地の張り合いになっています。
各グループの武器と事務所ごとの戦略比較
ILLIT(HYBE):第5世代のトレンドを決定づけた「日常系ドリーミー」
10代のリアルな感情や揺れ動く心情を、ファンタジックかつ日常的な質感で切り取る世界観が最大の魅力です。
「Magnetic」に代表されるように、聴き心地のよいイージーリスニング路線を徹底し、TikTokやInstagram Reelsなどのショート動画で爆発的なバズを生み出しました。
HYBEが得意とする徹底したデータ分析とアルゴリズム攻略を武器に、第5世代のスタートダッシュを決定づけた存在です。
難解な設定をあえて排し、「誰もが共感できる等身大の可愛さ」をグローバルに提示しています。
「Magnetic」のMVを初めて観たとき、過度なガールクラッシュに慣れていた耳に、あの淡々としたビートが逆に心地よく刺さったのを覚えています。
BABYMONSTER(YG):生歌とスキルでねじ伏せる「正統派実力主義」
BLACKPINKの直系後継者として、YG伝統の強烈なヒップホップビートと本格派ガールクラッシュを継承しています。
激しいダンスを踊りながらブレないハンドマイクでの生歌ライブや、新人離れした高速ラップの切れ味には思わず息を呑みます。
第4世代で一部議論となった「アイドルの歌唱力・ライブ力問題」に対し、圧倒的なフィジカルと技術力で答えを出したのがベビモンです。
小細工なしのステージパフォーマンスだけで大衆を納得させる、YGイズムの真骨頂を見せています。
音楽番組のアンコールやフェス動画を観るたび、激しく踊りながら音源と変わらない声圧を叩きつけるフィジカルの強さに圧倒されます。
Hearts2Hearts(SM):aespaの対極をいく「ピュア&イノセントな王道少女像」
先輩グループ・aespaが確立した近未来・アバター・メタバース路線とは対照的に、少女時代初期を彷彿とさせるクラシカルで可憐な少女像を提示しています。
SM特有の複雑で美しいコーラスワークや高い声楽的スキルを、透明感あふれるビジュアルに落とし込んでいます。
過度に複雑化・世界観化したK-POPのトレンドからあえて一歩引き、音楽そのものの美しさと王道アイドル性に回帰したSM流の原点回帰戦略です。
第4世代の強い女性像(ガルクラ・自立)に少し食傷気味だったファン層を強く惹きつけています。
「STYLE」の爽やかなイントロが流れた瞬間、難解な設定や世界観の考察を一切必要とせず、ただメロディの美しさに浸ることができました。
OURBIRTHDAY(JYP / INNIT):ストリート×親しみやすさの「ポジティブ祝祭感」
難解なコンセプトや過度なカリスマ路線には振らず、「毎日が誕生日」という明るく祝祭感に満ちたバイブスを前面に押し出しています。
HYBE系練習生出身者やサバイバル番組実力派を揃えたハイブリッドな編成でありながら、JYPらしい健康的な愛嬌と親しみやすさを失っていません。
HIP-HOPのストリート感をポップに昇華した「WHIP-HOP」サウンドは、敷居の低さと玄人好みのグルーヴを両立させています。
ステージ上での確かな基礎力と、バラエティや日常コンテンツで見せる距離感の近さが最大の武器です。
「SQUEEZY」のステージに見られる飾らないストリートのノリは、かつてのJYPが持っていた大衆的なワクワク感をストレートに思い出させてくれます。
4グループの対決から見える第5世代K-POPのトレンド変化
第4世代では、完璧に作り込まれた架空の世界観や「自己肯定感・主体性」を強く押し出すスタイルが主流でした。
具体的には、aespaやNMIXXのような緻密なSF・ファンタジー設定や、IVE・LE SSERAFIMが体現した「堂々とした自己愛と不屈の意志」が熱狂的な支持を集めました。
こうした重厚な世界観とメッセージ性がひとつの頂点を迎えたことで、シーンには新たな変化を求める空気が生まれ始めます。
音源特化」か「現場特化」か|第5世代で二極化するヒットの法則
そして第5世代に入り、市場のニーズは大きく2つの極へと分岐しています。
一つは、ILLITやHearts2Heartsに見られる「音源・アルゴリズム特化型」のアプローチです。
難解な世界観をあえて排除し、日常のプレイリストに自然と溶け込むメロディや親しみやすいビジュアルを通じて、SNSやストリーミングでのロングヒットを狙う戦略が功を奏しています。
もう一つは、BABYMONSTERやOURBIRTHDAYに見られる「現場・フィジカル特化型」のアプローチです。
ステージ上での圧倒的な生歌歌唱力やストリート由来のダンススキルを前面に出し、フェスやライブ現場での直接的な熱狂を生み出すことでコアなファン層を急速に拡大させています。
新人賞とチャートの覇権はどこへ?
4社がまったく異なる戦略をとっているからこそ、今後のチャート争いや新人賞レースはこれまでにない面白さを見せています。
事務所ごとのアイデンティティが色濃く反映された第5世代ガールズグループの戦いは、いちファンとして目が離せない展開になってきました。
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アトリエの独り言
第4世代が築き上げた「完璧な世界観」と「強い自己肯定感」は間違いなくK-POPの黄金期を作りましたが、同時にファンもお腹いっぱいになっていた部分は正直あったと思います。
だからこそ、第5世代に入って4大事務所が繰り出してきた答えが「他社の真似」ではなく「自社の原点回帰と強みの極限化」だったのは、いちK-POPファンとしてたまらなく面白い展開です。
個人的には第4世代のaespaに惹かれつつも、独特の世界観や楽曲、ダンスの好みがなかなかドンピシャでハマりきらない、もどかしさをずっと抱えていました。
そんな中で後輩グループ・Hearts2HeartsのMVを目にしたとき、SMが久しぶりに見せてくれた直球の「王道アイドル像」に一瞬で心を奪われてしまった経緯があります。
正解がひとつじゃない面白さ|これからの第5世代レースに寄せて
第4世代が作り上げた重厚なコンセプトや強いメッセージ性にお腹いっぱいになっていた自分にとって、第5世代のこの「原点回帰と差別化」はまさに求めていた変化でした。
日常に溶け込むILLITやハトゥハの心地よさに浸るのか、ステージで圧倒的な実力を叩きつけるベビモンやオビディの熱量に痺れるのか。
正解がひとつじゃない時代だからこそ、これからの第5世代レースは過去最高に見応えのある戦いになりそうです。





