危険な約束の評価と視聴率推移!序盤の停滞と終盤4話延長の罠 - 韓流アトリエ~気になるニュースとドラマ、視聴率や評価を読み解く~
最新の韓国ニュースを独自の視点で。視聴率やドラマへの厳しい声も、忖度なしの言葉で綴ります。

危険な約束の評価と視聴率推移!序盤の停滞と終盤4話延長の罠

危険な約束の評価と視聴率推移!序盤の停滞と終盤4話延長の罠

裏切られた約束と親の無念を晴らす本格サスペンス愛憎劇

2020年にKBSで放送された韓国ドラマ「危険な約束」です。
主演は連続ドラマの女王として不動の人気を誇るパク・ハナ、相手役にコ・セウォン。
カン・ソンミン、パク・ヨンリン、イ・チャンウクといった連続ドラマの常連陣が脇を固めています。

不義に立ち向かったことで理不尽にすべてを奪われた少女と、家族を救うために不義と妥協して約束を破ってしまった男。
7年の歳月を経て再会した2人が、愛憎と欲望が渦巻く財閥グループを舞台に繰り広げる激しい復讐劇です。

危険な約束の視聴率推移

▶ 視聴率一覧を開く(全104話)
回次全国視聴率
1回12.5%
2回12.2%
3回12.4%
4回11.7%
5回12.3%
6回12.2%
7回13.1%
8回13.0%
9回13.2%
10回12.5%
11回12.2%
12回13.8%
13回12.2%
14回12.9%
15回14.4%
16回13.3%
17回13.8%
18回13.6%
19回13.4%
20回13.1%
21回13.3%
22回13.3%
23回12.7%
24回12.6%
25回12.2%
26回12.4%
27回13.0%
28回12.8%
29回13.0%
30回11.4%(最低)
31回13.0%
32回12.2%
33回12.7%
34回12.8%
35回13.8%
36回13.2%
37回12.1%
38回12.3%
39回12.4%
40回14.3%
41回14.0%
42回13.2%
43回12.8%
44回12.7%
45回14.0%
46回12.8%
47回13.3%
48回13.3%
49回13.1%
50回13.8%
51回13.4%
52回13.7%
53回13.2%
54回12.8%
55回14.2%
56回12.2%
57回12.9%
58回13.6%
59回15.2%
60回14.9%
61回12.9%
62回15.2%
63回15.1%
64回13.8%
65回13.9%
66回14.2%
67回14.6%
68回14.5%
69回13.5%
70回13.9%
71回14.6%
72回15.2%
73回14.8%
74回14.6%
75回14.4%
76回14.1%
77回14.7%
78回15.3%
79回15.8%
80回16.4%
81回14.5%
82回16.0%
83回15.8%
84回14.9%
85回14.7%
86回15.5%
87回14.8%
88回14.6%
89回14.7%
90回14.6%
91回16.5%(最高)
92回15.9%
93回15.1%
94回14.7%
95回14.3%
96回15.0%
97回15.1%
98回15.1%
99回15.1%
100回15.6%
101回14.9%
102回15.3%
103回15.3%
104回15.6%

※データ出典:Nielsen Korea基準

初回は12.5%という手堅い数字でスタートを切った「危険な約束」です。
序盤から中盤にかけては、プロ野球中継による度重なる放送休止やストーリー展開の足踏みもあり、12%から13%台を行き来する推移が続きました。
30話で自己最低視聴率となる11.4%を記録しています。

59話で15%を記録するなど中盤以降に数字を伸ばし、91話で自己最高視聴率16.5%を記録しました。
当初の予定から4話延長された最終回104話は15.6%となっています。
全話平均視聴率13.7%というのは、同枠ドラマとしてはやや低めの数字。(後続作「復讐の花束をあなたに」が16.3%)

※数字はニールセンコリア全国調べ

危険な約束はつまらない?韓国でのリアルな評判と評価

今作は愛憎、サスペンス、復讐ジャンルになります。
韓国の視聴者から最も高く評価されたのは、主演パク・ハナの安定感抜群の演技力です。

パク・ハナが見せる「女子高生から大人の復讐者」への劇的グラデーション

ドラマ序盤、理不尽な事件に巻き込まれる制服姿の女子高生時代から、過酷な刑務所生活を経て、7年後に冷徹な大人のスタイリストとして舞い戻るまでの変化が見事です。
単に見た目や髪型が変わるだけでなく、声のトーン、視線の冷たさ、立ち振る舞いまで完全に「復讐に生きる女」へと変貌を遂げます。

理不尽に泣き寝入りさせられた悔しさが序盤にしっかりと積み上がっているからこそ、中盤で彼女が敵を冷たく見下ろすシーン1つひとつに強い説得力が生まれています。

絶望からの反撃が始まったときの「テンポの加速感」

中盤以降、それまで抑え込まれていた事実が明るみに出ていく際のスピード感は、マ・ジュヒ脚本の真骨頂です。
隠蔽工作が破綻し、嘘の上に築かれた人間関係がガラガラと音を立てて崩れていくプロセスは、まさに中毒性があります。
「引っ張るだけ引っ張って何も起きない」という退屈な期間を抜け出した後の怒涛の展開は、連日見ずにはいられない連続ドラマ特有の強い引き込み力を発揮しています。

序盤の理不尽と停滞感が長すぎる「耐える時間の苦痛」

一方で、ドラマの前半戦に対しては厳しい指摘も寄せられました。
制作発表会でパク・ハナが「もどかしい展開(コグマ)なし、爽快(サイダー)ばかり」とアピールしていた割に、前半の停滞感がかなり重いです。
ヒロインが反撃の糸口を掴もうとしても、悪役側の都合の良い策略でことごとく潰されるパターンが、全104話のうち30~40話近くまで延々と繰り返されます。

連続ドラマに慣れている視聴者であっても、「反撃の兆しが見えないままやられっぱなし」が長く続くと強い疲労感を覚えます。
序盤の離脱率が高かったのも、この我慢のハードルがあまりに高すぎた点が大きいです。

制作発表会でパク・ハナ本人が「もどかしいコグマ展開はなく、痛快なサイダー展開ばかり」と自信満々に語っていたのを覚えている視聴者ほど、前半の裏切りには肩を落としたはずです。

延長4話が招いた「終盤の明らかな失速とループ」

前半だけでなく終盤にもマイナス要素があります。
本来は100話完結の予定でしたが、中盤の視聴率好調を受けて104話へ4話延長されました。
この延長が裏目に出てしまい、終盤のテンポを大きく乱しています。

悪事の証拠が揃ってクライマックスへ向かうべき段階で、「決着がつきそうでつかない」「似たような言い争いや悪あがきを繰り返す」という引き延ばしが顕著になりました。
最高視聴率を記録した90話台前半の勢いのまま突っ走れば良かったのですが、ブレーキを踏んで足踏みしたことで、視聴者の熱量を冷ましてしまいました。

復讐の花束をあなたにの評価と視聴率推移!最高21.3%もおすすめしない理由

韓国ドラマ「復讐の花束をあなたに」の評価と視聴率推移を分析。最高21.3%を記録したものの、中盤の足踏み展開に「つまらない」「もどかしい」との声も。全105話を完走する価値があるのか、韓国現地の評判とともにお伝えします。視聴前の判断にどうぞ。

韓流アトリエ~気になるニュースとドラマ、視聴率や評価を読み解く~
セットのチープさと「他人の家への無断侵入」の多さ

作品のリアリティを支える演出面でも、粗が目立ちました。
大手財閥や大病院を舞台にしているにもかかわらず、理事長室や重役室、関連店舗などのセットが明らかに狭く安っぽく見え、スケール感が削がれています。

さらに気になったのが、登場人物たちの「プライベート空間への侵入ハードルの低さ」です。
他人の家や部屋、会社のデスクに誰でも平然と出入りして証拠を探したり盗み聞きしたりする場面が乱発されます。
ドラマのお約束とはいえ、「さすがに警備や鍵はどうなっているのか」とツッコミを入れたくなる不自然さが目立ちました。

テプンの花嫁と比較して見える復讐スタイルの違い

パク・ハナが主演を務めた同じKBSの連続ドラマとして、強く比較されるのが「テプンの花嫁」です。
どちらも「復讐劇の女王」と呼ばれるパク・ハナの真骨頂を味わえる作品ですが、ヒロインが選んだ戦い方には明確な違いがあります。

テプンの花嫁の評価と視聴率!パク・ハナの熱演を徹底分析

テプンの花嫁の評価と視聴率推移を詳しく解説。 102部作の長い旅路を支えたパク・ハナの演技や、後続作を圧倒する人気データの真相に迫ります。 ファンに支持される豪華なOSTリストも一挙公開。 視聴を迷っている方は必見の分析記事です。今すぐチェックしてください。

韓流アトリエ~気になるニュースとドラマ、視聴率や評価を読み解く~

「テプンの花嫁」が、出生の秘密や親世代の因縁を暴くため、仇である一家の息子の妻となって懐深くに潜り込む「スパイ潜入型」の復讐劇だったのに対し、「危険な約束」はスタイリストとして仇敵の会社に入り込み、正面から包囲網を狭めていく「外堀攻略型」の復讐劇です。

仮面をかぶりながら一家を内側から崩壊させていく心理サスペンスのドロドロ感を楽しみたいなら「テプンの花嫁」。
理不尽な裏切りに対する個人的な怨念と、正義を取り戻すための直接対決のスリルを味わいたいなら「危険な約束」といった形で、それぞれ異なる味わいがあります。

韓国ドラマ危険な約束を全104話見届けたアトリエ猫が、序盤の停滞と終盤4話延長の重さを振り返り、視聴時間を無駄にしないために倍速やスキップを活用した鑑賞法を読者に誠実提案する単一コマ漫画。

アトリエの独り言

連続ドラマの王道を行く設定で、中盤までは悪事を暴いていく爽快感が楽しめる作品です。
ただ、全体を通してみると、個人的にはおすすめしにくいというのが正直なところです。
序盤の息苦しい展開をようやく乗り越えたにもかかわらず、4話延長された終盤はストーリーの引き延ばし感が目立ち、中盤の勢いが失速してしまいました。

さらに、結末の描写がどこか淡白で、主要人物のその後について消化不良な部分が残った点も、後味の良さを損ねています。
日本でも動画配信サービスなどで手軽に見られる環境にはありますが、全104話という長丁場を完走するハードルを考えるとおすすめはしにくいです。

パク・ハナの鬼気迫る演技や、中盤のスカッとする逆転劇を目当てに倍速等で視聴するならアリなのかもしれませんが、腰を据えて60時間以上を捧げる作品としては、おすすめするのは難しいというのが本音です。

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