アトリエの独り言
「二十五、二十一」は竜頭蛇尾議論が出てしまったドラマです。
終盤の展開の不満は、それだけ視聴者が彼らの幸せを願っていた証拠でしょう。
青春のリアルを感じさせた結末と言えるので、好き嫌いは分かれるでしょうけど、酷評というわけでもない。
少しモヤっとするところはあるでしょうが、それも含めて「ドラマの味」と見ることができるかどうか・・・。
その点を理解しているのであれば、ジャンルやキャストが好きなら見てみるのも悪くはなさそうなドラマです。
夢と挫折の狭間で輝く、忘れられない青春の断片
22年にtvNで放送された韓国ドラマの「二十五、二十一」です。
主演にキム・テリ、ナム・ジュヒョク、ボナ、チェ・ヒョヌク、イ・ジュミョン。
通貨危機に揺れる1998年という時代を背景に、夢を奪われた若者たちの混乱と成長、そして瑞々しい初恋を描いた青春ロマンスになります。
二十五、二十一の視聴率推移
初回は6.3%という数字でスタートした「二十五、二十一」です。
そして1話が自己最低視聴率という良い傾向です。
口コミで数字を伸ばし、8話で10%の大台を突破しました。
最終回16話では自己最高の11.5%を記録し、有終の美を飾りました。
ケーブルテレビのtvNドラマとしては文句なしの大ヒットと言える数字ですね。
しいていえば、8話以降の伸びがなかったのが残念なところ。
二十五、二十一の韓国での評価
今作は成長、青春、ラブコメ、スポーツ、時代劇ジャンルになります。
放送当時、30代でありながら18歳の高校生を演じたキム・テリの圧倒的な演技力が大きな話題となりました。
放送前は年齢設定への不安もありましたが、ドラマが放送されると「彼女以外にナ・ヒドは考えられない」と好評でした。
キム・テリにとっては初の青春ロマンスドラマだったのですが、さすがの演技力でしたね。
なぜ「竜頭蛇尾」と言われてしまったのか?
とはいえ、脚本に関しては惜しいところが指摘されています。
後半の展開は蓋然性と、「なぜそうなったのか」説明が不足しており、納得しにくい展開が目立ちました。
よって、竜頭蛇尾議論があったドラマになります。
前半の評判が良かっただけに、余計に後半の展開が賛否ありますね。
90年代の再現度を巡る、日本と韓国の「没入感」の温度差
ちなみにドラマは1990年代後半の時代設定なので、少しレトロな雰囲気が人気にもなりました。
しかし、当時は存在しないコンビニ(セブンイレブン)や企業のロゴがあるなど、考証エラーも指摘されています。
ほとんどの日本の視聴者は当時の韓国を知らないでしょうから、そこは違和感なく見ることはできると思いますが。
韓国の視聴者にとっては気になる点があったようですね。
(セリフも現代の若者言葉が使われていて、韓国の視聴者には違和感があったらしい)
キム・テリが魅せた圧巻の存在感
考証エラーが指摘される部分はあっても、その時代の雰囲気はうまく再現されていたようです。
そしてキム・テリが演じるナ・ヒドの明るさと、ナム・ジュヒョクが演じるペク・イジンの美しい青年像が良いケミを見せて好評です。
視聴者の背中を押してくれるような、力強いセリフも青春ドラマならでは。
単なる懐古趣味のドラマとは違い、青春を思い出すような演出は好評を得ました。
ちなみに今作は韓国ドラマで初めて「フェンシング」をテーマに扱ったドラマになります。
キム・テリとボナは半年以上かけてフェンシングの猛特訓を積んだことで話題になりました。
二十五、二十一のOSTまとめ
TAEIL(NCT)「Starlight」
ペ・ギソン「눈이 부시도록 너를 비춰줄게」
BIBI「아주, 천천히」
Wonstein「존재만으로」
DK(SEVENTEEN)「Go!」
ジヒョ(TWICE)「Stardust love song」
キム・テリ,ナム・ジュヒョク,ボナ(宇宙少女),チェ・ヒョヌク,イ・ジュミョン「With」
Xydo「가보자」
ソル・ホスン(SURL)「너의 세상」