アトリエの独り言
心にしみわたるような丁寧なセリフで描かれるヒーリング系のラブコメになります。
刺激が強くスピード感のあるドラマが好きな方は苦手でしょうね。
また脚本家が大物作家キム・ウンスクの元で長年アシスタントとして働いていたので、彼女の影響を大きく受けていることが見受けられます。
キム・ウンスク作家のセリフ回しが苦手な人も要注意のドラマ。
イム・シワンや美しい映像美をゆっくりと楽しみたい人におすすめのドラマになりますね。
日本での口コミを調べて見ても、ゆったりとした世界観にハマれるかどうかが、ドラマを楽しめるポイントと言えます。
陸上選手と翻訳家が織りなす、静かで温かな愛の対話
21年から22年にJTBCで放送された韓国ドラマ「それでも僕らは走り続ける」です。
主演にイム・シワン、シン・セギョン、チェ・スヨン、カン・テオ。
住む世界も言葉の使い方も異なる二人が、互いを受け入れ、自分の速度で歩き出す姿を描いたロマンスドラマです。
それでも僕らは走り続けるの視聴率推移
| 回次 | 全国視聴率 |
|---|---|
| 1回 | 2.145%(最低) |
| 2回 | 2.664% |
| 3回 | 2.806% |
| 4回 | 3.025% |
| 5回 | 2.794% |
| 6回 | 2.695% |
| 7回 | 2.753% |
| 8回 | 3.772%(最高) |
| 9回 | 3.109% |
| 10回 | 3.081% |
| 11回 | 3.143% |
| 12回 | 3.405% |
| 13回 | 2.716% |
| 14回 | 3.145% |
| 15回 | 3.102% |
| 16回 | 3.623% |
※データ出典:Nielsen Korea基準
初回は2.14%という低めのスタートだった「それでも僕らは走り続ける」です。
1話が自己最低視聴率になりますね。
しかし、視聴率は大きく伸びることなく2~3%台の推移。
8話で自己最高視聴率3.77%、最終回16話は3.62%となっています。
競合ドラマ「女神降臨」が3~4%台の推移だったので、視聴率面では惜しくも敗北。
同ジャンルの競合ドラマに負けてしまったのは悔しさが残る結果となりました。
もっとも、ネットフリックスで視聴した人も多く、単純に視聴率で勝ち負けは判断できませんが。
※数字はニールセンコリア調べ
それでも僕らは走り続けるはつまらない?韓国でのリアルな評判と評価
今作はラブコメジャンルになりますが、陸上競技という新鮮なテーマになりますね。
パステルトーンを基調とした、透明感あふれる映像美も話題に。
サブカップルも少女時代のスヨンにカン・テオと引きのあるキャストで、メインカップルに負けない比重で描かれました。
とはいえ、視聴率が伸び悩んだことからもわかるように惜しい声も聞かれます。
刺激的な事件よりも対話を通じた深みのあるやりとりが魅力のドラマになります。
となると、どうしてもストーリー展開が遅く退屈に感じてしまう視聴者も少なくはありません。
強敵「女神降臨」との明暗を分けたもの
競合ドラマの「女神降臨」はメイクという素材に加え、原作者が美人作家という話題がありました。(美人が考えるロマンスが気になる視聴者が多かった)
ムン・ガヨン&チャウヌというキャストも、イム・シワン&シン・セギョンに負けないですし、むしろ若い視聴者は女神降臨に流れてしまう。
「それでも僕らは走り続ける」はヒーリングドラマとしてはマニア層(派手なロマンスより、静かな対話を愛する層)を形成したドラマになります。
ですが、大衆性という面では物足りないドラマという印象です。
継承される言葉の魔術と、新たな感性の融合
今作の大きな注目ポイントは脚本家のパク・シヒョン作家です。
スター作家キム・ウンスクのアシスタントとして、「相続者たち」「太陽の末裔」「トッケビ」の補助作家として活動しています。
そんなパク・シヒョン作家のデビュー作という話題性がありました。
実際にキム・ウンスク作家の影響を感じさせる、スタイリッシュで文学的なセリフが多くみられました。
しかしそれが「日常会話としては不自然」「気取っていてセリフが浮いて聞こえる」と酷評も多かったです。
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韓流アトリエ~気になるニュースとドラマ、視聴率や評価を読み解く~師匠譲りのスタイルがもたらした没入へのハードル
キム・ウンスク作家といえば、役者が恥ずかしがるほどの甘いセリフで苦手な人も多いです。
パク・シヒョン作家も色眼鏡で見られてしまったところはあったはずです。
そしてキム・ウンスク作家の影響を感じさせる独特のカラーが没入度を下げた理由にもなってしまいました。
「そんな話し方をする人はいない」というのは、リアリティを求める人からすれば残念なところでしょう。
一方で少女漫画のような世界観が好きな視聴者だってたくさんいるわけで。
その点は賛否ある部分なので、あらかじめ「そういう世界観だ」と割り切って楽しむのが正解かもしれません。





