ヒョンジュンが最高の勝者と言われる理由と実在モデルの背景
大ヒットドラマ「財閥家の末息子」は、スニャングループの狂気じみた後継者争いがストーリーの核となっていました。
親族たちが泥沼の騙し合いを繰り広げるスニャン家。
そのドロドロから一線を画し、独自の存在感を放っていたのがチン・ドジュンの兄、チン・ヒョンジュンです。
カン・ギドゥンがコミカルに演じた愛されキャラですが、実在する「あの大物アーティスト」たちがモチーフになっているのをご存知でしょうか。
江南スタイルのPSYとBTSの事務所を掛け合わせた驚きのモチーフ
チン・ヒョンジュンというキャラクターの背景には、世界的大ヒット曲「江南スタイル」で知られる歌手のPSYの逸話が色濃く反映されています。
現実のPSYも、父親が半導体検査機器メーカーの会長を務める生粋の財閥系お坊ちゃま。
若い頃はたくさん遊んだ経験を活かして音楽の道へ進んだそうです。
作中でヒョンジュンが親の反対を押し切って音楽に没頭し、独特のダンスや歌を披露する姿はPSYのパロディそのものです。
HYBEの未来を先取り?時代を見抜いたメガヒットエンターの奇跡
さらに面白いのは、彼が後に設立する芸能事務所の名前が「メガヒットエンター」である点です。
この名前や劇中の時代背景から、世界的なポップスターであるBTS(防弾少年団)を輩出した「ビッグヒットエンターテインメント」(現HYBE)がモチーフになっていることは間違いありません。
後継者争いには全く興味を示さなかったヒョンジュンですが、エンタメ業界の未来を見抜く経営者としての卓越したセンスを持っていたと断言できます。
その点は弟のドジュンにも負けず劣らずです。
泥沼サスペンスの中で癒やし枠として愛された功績
ドラマの大部分において、ヒョンジュンは張り詰めた緊張感を和らげる貴重な存在として視聴者に愛されました。
家族が集まるたびに株価や経営権の話ばかりしているスニャン家において、空気を読まずに音楽のトレンドやダンスの話を切り出す彼の姿は、作品の癒しになっていました。
ポテンシャルに対する描写不足?
しかし、魅力的なキャラクターでありながら、ドラマの後半に進むにつれてストーリー的な比重が極端に減ってしまったのは残念に感じたところ。
彼が立ち上げたメガヒットエンターがどれほど巨大な成功を収めていくのか、その具体的なビジネスの過程を見たかったですね。
ただのコメディ要員に見えるキャラですが、実際にはかなりの才能の持ち主です。
もう少し比重が高くても面白かったでしょうから、物足りなさも残ります。
財閥の闇から逃げ切り莫大な富を得た真の成功者
出番こそ少なめだったヒョンジュンですが、最終的には作中最大の勝ち組であると見ることができます。
自分の好きな音楽の世界で一定の成功を収めただけでなく、結果として信じられないほどの莫大な遺産を手に入れることになりました。
というのも、彼が相続した土地は、現実の価値に換算するとドラマ放送当時で約7500億ウォンにものぼると言われています。
血で血を洗うような相続戦争に巻き込まれて命を落とした弟のドジュンや、自滅していった叔父たちとは対照的に、彼は一歩引いた場所で自由と富のどちらも手に入れました。
さらに、悲劇の死を遂げたドジュンの実の兄ということで、世間やメディアからの同情や好感度をも独占できる立場にあります。
誰も幸せになれなかったようなスニャンの歴史の中で、自分の心に素直に生きた彼こそが、本当の意味での1番の勝者だったと言えるのではないでしょうか。
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アトリエの独り言
こうして振り返ると、ただのギャグキャラのように演出されたのが惜しいキャラクターだと、改めて思います。
遊び人に見えて、実は誰よりもエンタメの嗅覚に優れていたあたり、スニャンの天才的な血統を感じます。
遊び人に見えて、実は誰よりもエンタメの嗅覚に優れていたあたり、スニャンの天才的な血統を感じます。
ドジュンとヒョンジュンがビジネスパートナーとして共闘するIFルートがあれば、また違ったスニャンの未来が見られたかもしれない、と妄想が膨らみます。





